摩耶山の麓から

Mt.Maya Without a Map

横池に睡蓮を見に行こう 2022.5

5月も終わり6月となろうとしている。そういや横池に睡蓮が咲く頃。

日曜日だが見に行こう。というのも日曜って退屈だ。家ではもっぱら

ラジオを聴いて暮らしているが、FM局も全般にお休みモードに入る。

早い話がつまらない。相場も動かないしニュースも少ない。だからと

言って人出の多い所には行きたくない。阪急芦屋川駅からは高座滝道

へは向かわず三条町へ入る。いつもと違う道を通って豪邸に驚いたり。

会下山遺跡の登山口に到着。ここまではハイカーに出会わなかったが、

小学生の子供達が網や虫かごを持って出発する所。行先は我々と同じ

横池のよう。まあ元気なのですぐ姿は見えなくなる。ゆっくり行こう。

遺跡に到着。運動不足でもうバテバテ。ベンチに座って早速水分補給。

看板を見て気づいたが「えげやま」ではなくて「えげのやま」だとか。

外国人の日本語学習者が、どこに「の」が書いてあるんだと怒る奴だ。

自分も小学生の頃に木下って書いて、何で「きのした」と読むだって

疑問に思ったけど数十年間有耶無耶にしてきた。もし外国人に聞かれ

ても答えられない。それで良いのか日本人。と思ってると蛙岩に到着。

北側から見ると蛙に見えるかな。とりあえず高い所には登りたい家族。

ウグイスの鳴き声がするが姿は見つけられず。左腕骨折の予後が悪く

上りはまずまずだったが、下りでは突いた手が痛むのか危なっかしい。

高圧鉄塔の立替工事が終わり現場が開放されていた。立ち寄ってみる。

伐木が積み上げられた所が旧鉄塔跡。何故か4本の支柱が残してある。

家族の左上に飛んでいるように見えるのは、カメラの前のスズメバチ

南側は樹林があり大阪湾や生駒山は見えない。ただロックガーデンや

荒地山方面の眺望が良い。A懸、B懸、C懸それに黒岩、プロペラ岩

は指呼できる。家族にチーズロックも見えると聞かれるが判別出来ず。

ここまで擦れ違ったハイカーは10組程だったが、風吹岩まで行くと

混雑は必至のことだ。手前で魚屋道を外れて西側の支尾根に転じよう。

一旦浅い谷の源頭まで下り支尾根に取りつく。そのまま下れば八幡谷。

登って行くと東側に風吹岩の鉄塔が見え、ハイカー達の賑やかな声も

聞こえて来る。オバサマ達が多いよう。やっぱり行かなくて良かった。

此の道では下って来た一人と擦れ違っただけで、マイペースで歩けた。

この支尾根の頭とも云うべき所には露岩があり、西側に眺望が開ける。

まずは西おたふく山が目に入るが、その右手には六甲最高峰も見えて

いる。冬場なら休憩しても良いが、日陰が無いのでいつも通り過ぎる。

露岩から20m程で横池南側の尾根に出る。途端に大勢のハイカーの

話し声が風に乗って聞こえて来る。相当な人出のようで、間違いなく

睡蓮は咲いているんだろうと思う。池畔まで降りてみればそのとおり。

満開というには少し早いかも知れない。毎年一輪だけ咲く紅い睡蓮が

見当たらない。池の中央部が咲いておらず岸辺に近い方が開花が多い。

その分近くで見れるので良い時期かも。花も瑞々しく生き生きしてる。

時刻はちょうど正午。未の刻(午後2時)に花が咲くのでヒツジグサ

と呼ばれるらしいが、経験的に横池では正午には咲いている。むしろ

午後2時だと閉じかけているぐらい。睡蓮が目的なら正午には来たい。

賑やかな横池の雄池では、昼食休憩する気にもならず雌池の方に来た。

雄池の喧騒が嘘のように静か。池畔の平たい大岩の上が特等席である。

常より池の水量が少なく干上がっている。例年は岩の下まで水がある。

家族は池の中の大岩で休みたいみたい。でも日陰が無いので却下する。

食事をしてると中学校の生物部らしき二人がやって来た。胴長持参で

本格的である。この池の生き物が豊富だってことは間違いないようだ。

下りは混雑を避けて同じ道で魚屋道に入り、途中から薬大尾根を下る。

この尾根にも工事が終わった鉄塔敷地がある。此方の方が展望が良い

かと思っていたが、大阪のビル群や生駒山系は見えるもののイマイチ。

もはや新緑を通り越して初夏の装い。夏草が茂って暑苦しい薬大尾根

を下って行く。この先で展望は広がるが、冬枯れの時期ほど良くない。

歩くのは三度目なので短く感じた。登山口からはJR線甲南山手駅へ。

 

今日のBGM


www.youtube.com

I can’t feel my face when I’m with you

 

 

今日出会った生き物・・・オオスカシバ(大透翅)

帰宅途中、夙川近くの道沿いのに何かいる。動きはハチドリみたい。

常に飛びながら蜜を吸っていた。調べると蛾の一種。幼虫はクチナシ

の葉を食べるので市街地では別に珍しくないとか。初めての出遭った。