旅行2日目は、札幌で中古自転車を買って、支笏湖を目指す
予定だ。千歳で買えれば良いのだが、ネット検索しても、中古
品を扱う店はあるが、ちゃんと整備した自転車を売る店がない。
5時には薄明るくなる。昨夜は寒かった。シュラフカバーだけ
では、この先厳しいだろう。何か追加購入したほうが良さそう。
テントを撤収、屋台の並ぶ公園を抜けて、国道36号線に出る。
脂っこくて重い、1個で十分だ。千歳から琴似まではJRで行く。
札幌市西区役所近く「ホープ自転車再生販売」ネットで調べた
限り札幌市内では、ちゃんと整備した中古車を販売されている
のは此方だけだった。30台くらいの各車種が陳列されていた。
それで選んだのが此の自転車。所謂ママチャリだが、6段変速。
前ブレーキシューと、前後のタイヤが新品に替えてあったのが
気にいった。後籠が付いてるのも。価格は防犯登録込9000円。
系列のたい焼き店の1個無料券を頂く。大ぶりで羽根がついて
ストリートという中古店で、フリースの寝袋を買い足したりした。
そんなこんなで走りだしたのは正午近く。市電の事業所前を
通ったらイベントが行われ、車庫が見学できたので立ち寄る。
後から思えば、こんなにゆっくりしてる暇はなかったのだが・・。
13時10分、豊平川を渡る。ここまで7km位走ったかな。
自転車が買えた時には、自由に何処でも行けそうな気が
したが、荷物を積んだママチャリは、とても重くて走り難い。
あるんだろう。ほとんど考えずに古いバイク用のツーリング
マップを見て感覚的に計画したんだけど、行けるんだろうか。
国道453号線に入り。上は石山緑地付近から定山渓方
面の眺め。この付近で札幌から11kmという表示を見て
愕然とする。国道起点からの距離だが、既に15時近い。
いたが、一向にそんな標識がない。ところが歩道と思って
走っていたこの道がそれらしい。うっすらと中央線がある。
緩い坂道が延々続く。土曜なのでレーサーでサイクリング
する人も多いが、こんな自転車道は走らず車道を通ってる。
支笏湖までは登り一辺倒ではなく、幾つか峠を越えて行く。
16時25分、恵庭市に入る。下りでは車体重量がある分
スピードが出るが、ブレーキは良く効くし、タイヤが太くて
安定してる。何度か上り下りを繰返すが景色が変らない。
恵庭岳が見えない。それにしても此の標識にはいらだった。
札幌からのキロ数を表示している。進めばキロ数が増える。
なんて後ろ向きな標識。目的地までの距離が知りたいのに。
17時50分、ようやく恵庭岳が見えた。あの山の左裾を
越えると支笏湖だ。ということは、まだ少なくとも一つは
峠越えがあるだろう。実際には、二つあったように思う。
支笏湖畔への下りにかかる頃には真っ暗になってしまう。
モラップキャンプ場までは行けず、ポロピナイ園地で幕営。
うっすらと見える風不死岳も、スマホのカメラでは写らない。
北海道は練り物が安いような気がする。此処は正式なキャ
ンプ場でないが、駐車場には車中泊が数台、テントも二張。
本日の走行距離:48km (出典・地理院地図)