摩耶山の麓から

Mt.Maya Without a Map

道南 自転車旅行3日目(支笏湖〜室蘭)・・・2017年9月3日

旅行3日目、まだ一日にどの位の距離を走れるか確信がない。

キャンプ場の数は限られるから、行ける所まで行ってという訳

にはいかない。とにかく余裕を持って、朝早く出発するしかない。

朝4時半に起床。簡単に朝食を済ませ片付始める。対岸に

見えるのは、風不死岳(1102m)。昨日購入したフリースの

寝袋が役に立ち、快適に眠ることが出来た。6時にスタート。

ポロピナイ園地を出ると背後に、恵庭岳(1320m)が聳える。

登りたいと思うのだが、バスが無くなり中々難しいものがある。

ザックに昨日道端で拾った、交通安全のフラッグを付けている。

25年前に北海道をサイクリングしてた時、バイクがよくつけ

ていて羨ましかった。ライダー向けに交通安全協会が作って、

ガソリンスタンドで配布しているので、チャリダーは貰えない。

6kmほど走ると支笏湖温泉街。スタイリッシュなホテルがあり、

上質なリゾートになっている。キレイな園地を抜けて湖畔に下る。

風不死岳と樽前岳(1041m)を望む。岬の向こうがモーラップ。

支笏湖から国道276号線に入る。この苫小牧までの21km

区間が素晴らしく快適だった。緩い下り坂がずっと続き、楽に

走って行ける。植生が美しいのは最初だけ、後は原野が続く。

苫小牧市内に下ってきた。残念だが道なりに進んでいると

市街の北側を通り越してしまった。どんな街か見ずじまい。

実は25年前にも通過しているが、全く記憶に残ってない。

国道36号線に入り、苫小牧川の河口で太平洋を少し見る。

道路の様子は目まぐるしく変わる。人家があれば広い歩道

もある。側道は概ねあるが、草が茂り極端に狭い所もある。

樽前川を渡る。この付近では常に、北に樽前岳を見て走る。

ロードレーサーだと意地でも車道を走るが、ママチャリなら抵

抗なく歩道を走れる。北海道は自転車通行可な歩道が多い。

白老町の社台地区に入ると競走馬の牧場が続く。この先は

対向車に競走馬の運搬車を多く見る。この時点で10時半。

白老町には、ポロトの森キャンプ場があるのだが早すぎる。

ローソンに入って休憩。北海道のローソンは数席のイートイン

スペースを設けている所が多い。白老に泊まらないとすると

室蘭までキャンプ場は無い。後60km位かな、行ってみよう。

室蘭に近づくと国道に海が迫る。外洋に面しているだけあって

荒々しい。道はずっと平坦で快調に走っていた。ただ陽射しが

強く暑さで疲れてきた。登別のイオンで1時間ばかり休憩する。

実はそんな余裕はなかった。東室蘭駅からキャンプ場のある

だんパラ公園までは8kmで、標高400mまで上がる。これを

甘く見ていた。ほとんどずっと自転車を押し歩き。疲れ果てる。

今日もキャンプ場到着時には暗くなってしまった。土曜なので

車中泊を含めると10組以上のキャンパーがいた。標高が高い

ので確かに眺めは良い。無料だけどゴミも捨てれるし良い所だ。

夕食のメインは餃子。フライパンは持ってないのでコッフェル

で水餃子にする。昨日買って食べなかった袋菓子は、白老町

のローソンで休憩中に、カラスが袋ごと持っていってしまった。

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本日の走行距離:97km  (出典・地理院地図)