摩耶山の麓から

Mt.Maya Without a Map

寒波だというから、杣谷の氷瀑を見に行こう

自宅にテレビがないので、普段、天気予報はネットで見るくらい。

札幌のホテルでテレビを見ていると、数十年ぶりの寒波だという。

24日の日曜日。朝から天気は良いが、確かに多少は寒いようだ。

護国神社へ来ると、定例のフリーマーケットの中止の貼り紙。

だが青空だし風もきつくは無い。予報に配慮しての中止だろう。

昨日の北海道のスキー場と、同じ服装で家を出たが、杣谷へ

入ると暑くてたまらないので、ダウンジャケットとフリースを脱ぐ。

岩ケ谷の摩耶第5堰堤が、ほぼ完成している。土砂を溜め込む

タイプでなく中央にスリットがある。完成後は通り抜けできるかも。

工事は3月11日までの予定だ。今日は日曜なので工事は休み。

木の袋谷出合を過ぎて、石段を登り終えた後、道が沢を渡る所。

増水すると分かり難かったので、新しい道標が二本出来ていた。

さらに杣谷道を登ると、右手に白い物が見えてきた。勧進滝だ。

杣谷に入ると、それほど寒く無いので、期待していなかったが

なんとか凍っているようだ。ただし、水音が大きく聞こえている。

細いツララの集合体の下を、岩に沿って、水が流れ落ちている。

上から飛沫も沢山落ちてくる。少し衝撃を与えると、崩れそうだ。

今夜から明日にかけては、冷え込むらしいので、もう少し発達し

そうかな。でも、その寒波も続かないようで、来週末はどうだろう。

勧進滝より上の、支沢の小滝は凍っていなかった。杣谷峠に到着。

峠を越えた所の凹地から、六甲線一六鉄塔に上る。ドライブウェイ

脇から巡視路もあるが、とても急で上りにくい。穂高湖は当然乍ら、

全く白くない。この10年位の間に、氷結したのは、2度あったかな。

アゴニー坂を目指して、小笹の茂る尾根を辿る。この付近は踏跡が

複雑に入り組んで、説明するのが難しい。木々が抜けた明るい所で、

左に進めば木の袋尾根、だが、5m程先に西に下る薄い踏跡がある。

最近、歩く人や猪も増えて、分かり易くなっている。しばらく下ると、

木の袋尾根からの道と合流する。アゴニー坂の鞍部は、すぐそこ。

先の所で直進してしまうと、崖地をドライブウェイまで下ってしまう。

天上寺の上から、岩の丘を経由し掬星台へ。日蔭に薄く積雪が残る。

快晴なのに掬星台にハイカーの姿は少ない。天気予報の影響かな。

神戸製鋼の煙突の煙が、風の弱いことを示している。神戸地方には、

いろいろな注意報が出ていたが、低温注意報以外は、空振りのよう。