周王山(チュワンサン)国立公園は、青松(チョンソン)郡にある。
前夜、浦項(ポハン)のバスターミナルからは、青松を経由する
バスはないので、仕方なく安東(アンドン)まで足を伸ばした。
今朝は、安東バスターミナル9時30分発のバスに乗り周王山に向かった。
周王山着11時。バスを降りると、大勢の登山客にびっくりする。
バス停周辺には、リンゴを売る人達が沢山いて、盛んに試食をさせている。
少し進んだ土産物街。ここから登山口まで、延々食堂と土産物屋が続く。
アジュンマ(おばさま)がザックの背に付けているのは、案内登山会の名札かな。
貸切の観光バスでやって来たんでしょうね。
売票所の前も、大賑わい。ところで今日は平日なんですよ。確かに。
周王山は、標高721mと低く、登山口との標高差は500m程かな。
渓谷を往復するだけの人が多かったが、周王山への登山道も数珠繋ぎ。
展望所から見る対岸の山は、鎧のごとく岩峰が中腹に並んでいる。
しかし、主稜線は写真のように、穏やかで針葉樹の多い樹林帯である。
周王山の山頂も、展望もあるわけでなく、いたって退屈な所であった。
が、山頂を越えて、北側に下るにつれ、落葉樹の美しい林が現れる。
下生えのない、清潔感溢れる林相が、素晴らしい。
落葉樹だけで構成された林。
支谷から、本谷沿いの林道に出ると、三宮センター街並みの人出。
皆さん、第二・第三滝と名づけられた滝見物に来られているのだが、
普段から私達は、布引の滝を見慣れているので、とってもショボイ。
それでも、第一滝まで下ると、両岸の岩場が迫って、すごいゴルジェだ。
なるほど、国立公園だけのことはあるな。
売票所近くの、大典寺に戻るまでの間は、まさに登る人下る人でラッシュアワー。
正直、人混みに酔って気分が悪くなった。本当に平日なんですよね。
大型バスが泊まる駐車場は、まだ半分ぐらいの入り。じゃあ土日はどうなるの。