摩耶山の麓から

Mt.Maya Without a Map

二本松林道の紅葉状況(2022年11月25日)

三宮に出たついでに県の役所に用があり立ち寄った。だが12時過ぎ、

13時までは昼休みで閉まっていた。ならば二本松林道の様子を見に

行こうと、そのまま坂道を諏訪山に向って上がって行く。空は快晴だ。

ビーナスブリッジは補修工事中で通れない。ドライブウェイを西側に

回り込んで上がって来た。春霞が掛ったようなややボンヤリした景色。

先程歩いて来た県庁関係のビル群が黒く見える。ベンチに座り一休み。

ドライブウェイを北側に渡るとバス停の裏手から、山腹を絡むように

歩道が伸びる。再び車道に合流すると、大師道に下って行く道がある。

大師道から猩々池に出るつもりだけど、モミジの木が多いのは此の道。

急な斜面の上下ともモミジの木が多い。パッと見た感じは緑色が多い。

二本松林道に来るのは例年11月の末日前後。やはりまだ早かったか。

それでも見上げれば日当たり良い所で、赤くなっている木もあったり。

やがて道は大師道に下り着く。燈篭茶屋の下なんだが何だか騒がしい。

御婦人方の賑やかな声が谷中に響いている。燈篭茶屋かなと思ったが

どうも違う。裏の再度山荘のよう。スペアリブを焼く煙が漂っている。

どんなお店か調べた事があるが、我々には敷居の高いお値段であった。

大師道を淡々と進むと。毎日掃除されていた石段に枯葉が積っている。

ご高齢の方がされていたから。変わらないようで変わって行く山の道。

二本松林道と交差する手前のモミジの大木。周囲の木とは一線を画す

紅さで有名。例年この木の下でカメラを構えるハイカーで渋滞する所。

だが何だか空が透けてボリュームが薄い感じがする。葉が小さいのか。

猩々池に到着する。池の水が少ないのはこの頃晴れの日が多いからか。

ベンチには数組休憩するハイカーが。此処までは半袖Tシャツで来た。

字面から狸かと思っていたが、猩々は古代中国の想像上の動物だとか。

酒を好むのが特徴で、そこからショウジョウバエの名が付いたらしい。

ベンチに5分程座っていたら、すっかり寒くなりジャケットを羽織る。

二本松林道を東に向かう。やっぱりまだ緑色の方が多く目立っている。

セコイア並木が良い感じに黄葉していた。例年モミジに合わせて来て

いるので終りかけを見ていたよう。夕日が差せば黄金色に輝くだろう。

狸々池から二本松林道の東端までは、徒歩で20分足らずにすぎない。

だが景色にも植生にも変化が合り、紅葉の頃は楽しめて例年来ている。

なので気づいたがモミジの葉が例年に比べて、痩せているように思う。

紅葉した木を見上げても、葉々の隙間から見える青空が多い気がする。

再度ドライブウェイの二本松バス停。この付近はもう少しという感じ。

さて何処から下ろうか。二本松林道の東端までは行きたいと道を渡る。

モミジの葉を近くで見ると、枯れたみたいに縮こまっている葉が多い。

夏に大きな台風が来たりするとこうなったりするが、今年はどうして

だろうか。降雨量が少なかったせいなのか。葉に瑞々しさが全くない。

堂徳山への分岐まで来た。其方には向かわずに林道を東端まで進もう。

カメラのレンズを通すとそれなりに写っている。実際はそうでもない。

城山への分岐を左に見送り、進んで行くとモミジの落葉が絨毯のよう。

大量の落葉が積っているが、、上の樹もまだ葉を残している所が良い。

二本松林道の東端に着く。かつて港見晴らし台の看板があった所だが。

このまま進み天神谷東尾根を下るつもりだったが、ある事に気付いた。

前回歩いた時に入口のイノシシ除けの扉が開き難くくて苦労したんだ。

出れないと困る。なので後戻りして堂徳山から北野町西公園に下ろう。

分岐からトラバースして行く道すがらに、モミジの大木が何本かある。

小屋跡の台地にも上がってみるが、朽ちたベンチは復活されないまま。

右に市章山へ向かう道を見送って、南へほんの少し上り返すと三角点。

以前は背の高い笹薮だったが刈り払われ、標石が路傍に露出している。

左には遠く菊水山が見えている。此処を目標に訪れる人も増えたよう。

堂徳山頂上から南に向かう尾根は、最初こそ関電巡視路なので良い道。

鉄塔下が定期的に伐採される。城山の向こうに摩耶山の頂上も望める。

国有林の看板を過ぎると道はか細くなるが、踏み跡はハッキリしてる。

青いペンキで木々が汚され非常に不愉快な思いをする。イノシシ除け

の扉を抜けて北野町西公園。紅葉はやっぱり来週ぐらいが盛期だろう。

 

今日のBGM


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