この日は所要があり三宮に行った。午前中で用事は終わったが後は暇。
気温は高いし天気もすこぶる良い。二本松林道の紅葉はどうだろうか。
自分のブログを振り返ると、２０１４年は１２月初めが最盛期だった。
地下道からショッピングビルのエスカレーターで、ハーブ園のロープ
ウェイ駅前。この奥から北野道に抜ける。ブログを始める前の事だが、
足繁く通った思い出深い道。紅葉した木が有るので時候は有ってる様。
急な丸木階段まで来ると伐採されたか明るい。少し登れば架線沿いに
木が刈られ駅舎まで見える。以前は野外生活者のゴミが散乱していた
所だが、現在はキレイになっている。一登りすると北野道に合流する。
平日は空で運行していることが多かったが、紅葉時期だからか各ゴン
ドラに乗客の姿が見える。ハーブ園は経営難から神戸市は手放し、現
在は日本ケーブルの関連会社が運営している。廃墟となるよりは良い。
散策路の案内板がある所、昔は此処から城山の東屋まで尾根道が有った
が、ロープウェイの支柱が立ち通行不能にになったのではないかと思う。
案内板の裏に朽ちた丸木階段があるが、登山道か作業路跡かは分らない。
支柱はフェンスに囲まれ迂回も難しいので、今日は北野道の中間点近く
の急峻な尾根から取りつく。初めて歩いた時は既に踏跡が明らかだった。
今日取りついてみるとトラロープが張り巡らしてあったが、踏跡は薄い。
尾根に乗ると木が点々と青いペンキで汚されていて、一気に暗澹たる気
分になった。この尾根は城山や堂徳山には珍しく、落葉樹が多く気持ち
よい所であるのに残念で仕方ない。ペンキからは目を背けて登って行く。
他の人のブログも読まない訳ではないが、目印や道案内の為にペンキや
マーキングの写真を肯定的に掲載されているのを見ると、もう閲覧する
気が失せてしまう。冬に咲くモチツツジは、意外にスッキリして見える。
この付近はイノシシの獣道が多く、人も自然にそれを辿って九十九に道
が出来ていた。だが直線的にトラロープを張ってあるので、その道を潰
すことになり却って歩き難くなっている。以前より歩く人も減ったかも。
鉄板で隠された方向から登ってきた。以前は毎日のように登る人が数人
いらして、その内の一人で北野町に住む、台湾の方とは何度かお話した。
とてもこの付近に詳しい方で、もっとお話を聞いておけばと悔やまれる。
東屋から二本松林道に向かう。レンガが組んであるのは城山の案内板
があった跡。朽ちた後は放置されている。少し下に新しい案内板が作
られているが、その時撤去するか、此れを再利用してもらいたかった。
二本松林道に合流して、一旦東側に進む。まずまずの紅葉に出会う。
林道の東端。かつて此処には縁台型のベンチが二つあり、食事したり
昼寝したりした。港見晴らし展望台という案内板があって、神戸港に
出入りする船も良く見えた。今は木が茂り展望も悪くなってしまった。
堂徳山への分岐辺り。写真ではともかく、どうも紅葉に元気がない。
奥再度ドライブウェイに下る途中の大木。例年キレイなんだけどな。
車道を渡る。この付近は紅葉が茶色っぽいくて、枯れ始めのようだ。
ドライブウエイから林道に入った所。まだ緑色のモミジが多いのに
頭上から枯れた葉っぱが沢山落ちて来る。この先期待できないかな。
角を曲がるとそれなりに見えるが、葉っぱに輝きがないというか・・。
近くで見るとこんな感じ。紅葉する前に枯れ始めて、カサカサしてる。
それでも陽光に透かして見ると中々綺麗だ。もう少し進んでみようか。
良い時は黄金色に輝くメタセコイアだが、明らかに例年より色が薄い。
台風で運ばれた潮風の影響だろうか。中ほどで折れている大木もある。
ところが猩々池に近づくと紅葉が綺麗になった。写真では同じように
見えるが、此処までの樹とは葉が一枚一枚生き生きしていて全く違う。
猩々池手前のカーブ。先で工事中なのか。ダンプカーに追い越される。
同じ場所で振り返ってみる。例年並みの色づき具合と言ってよいかも。
猩々池の奥で工事が行われていた。池畔のベンチが新しくなっている。
大師道の下り口にある色の濃いモミジ。葉は少なめだが今年も真っ赤。
猩々池からは大師道を下るが、どうも好きになれない道だ。廃屋が多く
て昼でも不気味だし、なぜか市街地まで距離がやたらに長いように思う。
紅葉茶屋まで下った所で、ビーナスブリッジに抜ける道も紅葉が綺麗
だったと思いだす。西向き斜面で西日の当たるこの時間帯が特に良い。
二本松林道では見上げたり、見下したりの紅葉見物だが、此処は平行
な眺めが良い。何だか愚痴っぽい記事になったが来て良かったと思う。
今日のＢＧＭ
