今日の宿も四条堀川。先日と同じく二条城から京都御苑、堀川遊歩道。
簡単な無料朝食を6時半から頂いて外に出た。珍しく既に明るい時刻。
表通りを歩く必要もなくて、堀川通より二筋西側の猪熊通を北上した。
二条城の周囲でランニングや散歩する人達は、ほとんど反時計回りに
回っておられる。どうしてと考えみると、陸上のトラックがその周回。
競輪のバンクも同じだった。本格的なスピードで走っている人も多い。
だがスタートが遅いので二条城周回はせずに、すぐ堀川遊歩道に入る。
前回は下流に向って歩いたので、今日は遡行してみよう。でもなんか
様子が違うな。下流向きより水流を遠くまで見通せなくて印象が薄い。
なので散歩するなら上流から下流へ歩く方がお勧め。山での遡行とは
逆向きとなる。堀川第一橋を潜る。この橋も一般的に上流からの方が
全体が見えて良い。ただ下流側の人道橋も味があるのでこれも一興だ。
一条戻橋を抜けた所で地上に出て、革堂図子から武者小路通を目指す。
京都の街は何でもない路地を歩いていても、見るべきものが多く退屈
はしない。なので距離よりも初めての道を選んで歩くようにしている。
今日は乾御門から入苑。何度も来ているのにその広さに驚いてしまう。
やっぱり人影はない。自転車で走り抜ける人とか犬を散歩させる人を
見るぐらい。ノーリード禁止の貼り紙があるので、散歩はOKのよう。
空が広いので広角で撮ってみた。京都御所の塀。御苑全体が御所だと
思っていたが、その中でもかつて天皇が居住した場所を呼ぶんだそう。
白い線は自転車の人が通った跡。砂利を嫌って同じ所を皆走るみたい。
砂利が敷かれたのは大正大礼の時からだそう。轍や土埃を抑えるのが
主目的だろうか。砂利の上をヨボヨボ歩いて来た大型犬が、林の中に
入った途端に元気に歩きだす。犬もやっぱり砂利道は歩き難いみたい。
御苑内には巨大な樹木が多い。沢山あり過ぎてか特に樹名板も付いて
いない。とりわけ大きな此の木も名前が分からず、後で調べてみると
イチョウだそう。交野山のような詳細な樹木マップがあったらと思う。
九條池を渡って間之町口から退出する。後はジグザグに路地を繋いで
四条堀川の宿に戻る。まずまずな朝だったが、家族は朝食がお気に召
さなかったみたい。お気に入りの食堂で昼食を摂るまで愚痴っていた。
今日のBGM 歌唱もさることながら編曲が素晴らしいCOVER。