今日は第三土曜日。リュックサックマーケットの開催日。掬星台に
行くついでに、5月24日に見つけられなかった岩塔を探してみよ
う。杣谷道を進んで峠まで後少しの所で対岸にパックマン岩を見る。
杣谷道を外し左岸沿いに20米も進むと二俣がある。左俣にノッペリ
した小滝が見える。此処で左岸上方に何かある。あまりに急峻なので
一旦中間尾根を登ってから、左岸の急斜面を詰めると、岩塔があった。
西側から見ると水面から頭を出している鯨のよう。冬場に一度杣谷道
から獣道をたどって、もう少し上を探した事が有るが、こんなに近い
とは思わなかった。岩塔の立つ辺りは急斜面で猪も歩き回らないよう。
南側に回ってみると、傾斜は60度位。脆くもないしホールドも有る。
だが悲しいほど腕力の無いハムは登れそうにない。まだ禿山だった頃、
六甲学院山岳部は杣谷峠の往還に、此処で練習をしなかっただろうか。
北側斜面から岩塔の頂部を見る。パックマン沢を挟んで対岸の斜面も、
恐ろしく急峻だ。頂部からは杣谷越しに大阪湾が望めそうだが、絶景
という程でもないだろう。此処からは10米程直上すれば獣道が有る。
そのまま細尾根を登って行けば、しばらくで杣谷峠を右に見下す所に
至る。そこからは何度も歩いている笹藪の尾根。幹は驚くほど細いが、
ヤマツツジにしては葉が少なくて、たわわに花を咲かせている一株が。
掬星台到着は14時。日除けテントが多く賑やかに見えるが出品者は
やはり少ない。今年の3月、4月、5月にも来たが記事にしていない。
もうフリマの時代じゃないのかも。何らかの活性化策はないだろうか。
売行きの良い出品者のインタビュー記事を、サイトに掲載するとかど
うかな。それはさておき昼食は天国ベンチ。遠望が良く効いて小豆島
や家島諸島の島影が見える。黒岩尾根の上り下りで通過する人は多い。
この岩塔(ピナクル)に名前を付けるとしたら、ハム的には鯨岩かな。
今日は西側の沢からアプローチしたが、杣谷道をもう少し登って、獣
道を西へトラバースしても数十米の距離と思われる。ただ見つけ難い。