摩耶山の麓から

Mt.Maya Without a Map

北山公園散策

朝起きると陽が差している。予報では曇りだったが悪くなさそうだ。

なら少し運動しよう、家を出る時までは、確か荒地山に行こうと思

っていた。でも何となく夙川に足が向いた。ちょっと飽きたのかな。

夙川河畔を北上して、銀水橋から北山公園に入る。遊歩道は迂遠だ。

水分谷堰堤の西側斜面に入り踏跡を辿る。北山池(貯水池ではない)

の東にある、巨岩(エレファントエリア)に、辿り着いたのは13時20分。

簡単な昼食を済ませ、後は北山緑化植物園に寄って花を見ようかと

思っていたが、北側に此処よりも高い場所があり、大岩も見えるので、

そちらに行こうと思い直す。尾根沿いには明確な踏跡が続いていた。

左手に北山池。その向こうにはゴロゴロ岳を見ながら北進して行く。

踏跡は鞍部に下ると、銀水橋から妙龍寺前・展望台を経由した来た

遊歩道と合流する。だが鞍部の北側は、猛烈なシダ藪で進めない。

遊歩道を西側に進むと、何のことはない目指すピークへ遊歩道が

続いていた。北山公園から貯水池に向かう道は、東西二本あるが、

今までは常に西側の道を歩いていたようで、この道は初めて歩く。

此処も巨岩が集まった場所で、ボルダータワーエリアというらしい。

北山公園には40年近く前に、一度来た事があるが、ボルダリング

を試すが歯がたたず、以降引っ越して来るまで来ることはなかった。

山というような標高も無く、公園の域を出ないがとても展望は良い。

ボルダラーでなければ、交通費を払って来るには惜しい場所だが、

家から歩いて散歩に来るには良い場所。ツツジや新緑が楽しみだ。

付近の最高所、火の用心岩まで歩いてきた。東側に踏跡があるよ

うだ。緑化植物園に行くのは止めて、このまま東側に下ってみよう。

東に伸びる尾根を下って行くが、やがて浅い谷の源頭を回り込む。

その後は南東に流れる沢沿いに、明るい疎林の中を下っていく。

ここまで来れば踏跡も立派な道となる。北山公園には、網の目の

様に踏跡があるが、マダニが多いので藪歩きは冬だけにしよう。

そして下り着いたのは、甲陽園神山町21丁目。昭和な雰囲気

の、それでいて瀟洒な山荘風の住宅街に出る。とてもい良い感じ。

少し下ると北山公園東側入口がある。此処から入れば銀水橋

に出るようだが、同じ道を帰るのも面白くない。甲陽園へ向かう。

阪急甲陽園駅までは順調に歩いたが、その後は住宅街の中

をグルグル迷って着いたのは、甲陽園小学校横にある大池。

結局、此処から家まで3時間掛った。舗装路の歩きは疲れる。