摩耶山の麓から

Mt.Maya Without a Map

道畦谷の南側の尾根から新神戸線四四鉄塔へ

前回、前々回と、荒地山の周辺で中途半端な山行をしたけど、

そんなに悪く無かった。何より交通費が掛からないし、静かな

山歩きができる。日曜だけど荒地山東面は人も少ないだろう。

数組のハイカーと共に阪急芦屋川から、高座谷への道を進み、

途中から道畦谷のトラバース路へ。日曜だけに芦有道路を走る

車が多いよう。山塊の東面なので、北西の風が遮られて穏やか。

前回に歩いた所よりも、一本北側の尾根を歩いてみようと思う。

陽明水を過ぎ、対岸に砂利集積場を望む辺りで尾根に取りつく。

密生した灌木がうるさい。地形図でコンタはそんなに詰まって

なかったが、取りつき辺りは割と急斜面。踏跡は見当たらない。

ちょっとした岩場が有って、展望が少しある。斜面から尾根に

乗ったという感じのする場所だ。この先は傾斜が落ちるだろう。

岩場から少し西に進むと、何と道があった。よく踏まれている

とは言えないが、幅もそこそこある。この道は南側の斜面から

登って来ていた。陽明水辺りからなのか、全く気付かなかった。

歩く人は少なそうだが、木の枝も払ってあり藪を分けることも

なく歩いて行ける。拍子抜けっていうのかな、楽に歩いて行く。

取り着いてから35分で、鷹尾山から荒地山への縦走路に出た。

少し北側に登り、新神戸線四四鉄塔の立つピークに到着する。

荒地山から下ってくると、何気なく通過してしまう場所だけど、

なかなか展望が良い。大阪市内のビル群が全て見えている。

荒地山の険しい東面も見える。道畦谷右俣・中俣・北尾根が

良く見えている。今日も大して歩いていないが、此処で帰ろう。

さて、下山は鷹尾山への縦走路を辿って、特徴的な広田西線

三九鉄塔から三八鉄塔への関電巡視路を下ってみようと思う。

三九鉄塔から、やや南側の斜面に巡視路がつけられていた。

中腹までプラ階段が施され、その後は浅い谷筋を下って行く。

道畦谷へのトラバース路に下る。予想より楽な展開だった

ので何か歩き足りない。開森橋から芦屋神社を回って帰る。