摩耶山の麓から

Mt.Maya Without a Map

ロックガーデン・地獄谷からA懸ピークまで

旅行から帰ってくると、しばらくは動く気がしない。オアフ島では

10日間動いていたけど、その後20日間は家で引き籠っていた。

さすがにマズイと思い、歯医者の受診ついでに少し歩いてみよう。

JR芦屋駅上の邸宅街で不思議な物を見る。どう見たってヤマモモ。

ドウダンツツジに似た花と、大きな果実が同時に生っている。初夏に

実をつける樹だと思っていたのだが・・・。ヒマラヤ桜の例もあるけど。

阪急芦屋川駅からロックガーデンに向う。既に時刻は13時過ぎ。

半日で軽く登れる山となると、鷹尾山よりもA懸ピークが良かろう。

高座の滝から尾根を越えて、地獄谷に入る。谷沿いの落葉樹は、

もう全て葉を落としていた。その意味ではコース取りを誤ったかな。

それでも意外に水量多くて、谷歩きしている気分になってきた。

家族は「足が上がらない。」とか言いながら登って行く。ハムも

確かに動きは年々悪くなっている。引き籠りだけが原因でない。

人工的にステップの切られた滝。容易に登れるが面白くはない。

鉄梯子か階段を登っているようだ。アイゼンで登ってる人も多い。

あっという間に小便滝に到着。A懸ピークへは此処から尾根沿い

に踏跡がついている。只前回、ピークから東側へ風化した岩尾根

が降りているのを見たから、今日はそちらから登ってみたいと思う。

支谷を回り込んで行くが、踏跡らしきは見つけられず、適当な所で

藪を分けて登って行く。そこら中に道があるように思ったが違った。

それでも、30mも歩けば、風化した岩尾根の末端に乗ってしまう。

ズルズルと滑り易くて、アイゼンが欲しくなる所。西日が眩しい。

すぐに小便滝から登って来る踏跡と合流する。山頂直下の岩場

に阻まれて、踏跡は西側に回って行くが、それでは面白くないと、

北東に回り込む細い踏跡を追ってみる。歩く人はいるようだが?。

幅の狭いガリーを登って行けそうだ。岩は割としっかりしている。

ガリーを抜けると、A懸ピークの一段下。あっさり出てしまった。

紅葉の鷹尾山。こうして見るとA懸ピークの方が高いのかな?。

ピークの岩陰で家族の作った餅を焼く。いつも上手く焼けるのに

今日は駄目。日が差して暖かかったが、食べ終わると冷たい風

が吹いてきた。この後B懸尾根も歩くつもりだったが、もう帰ろう。

人工的な部分が多すぎて、好きになれないロックガーデンだが、

さらっと来るには良い所かも。ハム的には、本やネットで詳しく

調べたりせず、分からない部分を残して置いた方が楽しめそう。