だったので、普通列車を乗り継いで広島まで6時間かけて来た。
忙しい家族は日帰りするが、ハムは暇なので少し遊んでいこう。
山陽本線沿いで駅から歩いて登れる山を探した。岡山や広島
の山は検討済み。少し足を延ばし山口で探してみると防府市
に、標高は低いが面白そうな山があるので訪れることにした。
広島の用事は夕方までかかったので、防府駅に到着は21時。
日帰りの装備の他に、テントとシュラフをザックに入れてきた。
灯りは百均のミニLED。駅から徒歩20分程の天神山で寝よう。
整備された登山道を選んで登っていたら、遊歩道のように
迂回して山頂に到着した。22時15分。駅から来る途中に
すきやで丼を食べたが不味かった。ウイスキー飲んで寝る。
山頂は巨岩が積み重なっているが、小平地もあり、片隅に
テントを張っていた。眠りは浅く4時過ぎには目が覚めた。
まだ真っ暗な5時に、ライトを持って登ってきた人がいた。
三角点に一礼してすぐ下られたが、ハムは明るくなるのを
待っていた。日の出は山の陰で見えそうにないが、暗い内
に下るのが何となく嫌だった。寒いが6時過ぎまで待った。
市内に航空自衛隊の飛行場があるからだろう、山頂には
航空標識のランプがある。東側に防府競輪場のバンクが
足元に見えるはずだが、まだ暗くてハッキリとは見えない。
テントを撤収して、6時過ぎに下山を開始する。花崗岩の
真砂化した道だが20分程で、防府天満宮裏手の梅林に
下って来た。この梅林が実に見事。しばし観覧して行こう。
神社仏閣・名所旧跡といった物には、およそ興味がないが、
想像できない、昔日の繁栄ぶりが感じられ、印象深かった。