摩耶山の麓から

Mt.Maya Without a Map

荒嶺山(427m)・・・・・・釜山市・釜山鎮区・・・2016年5月8日

今回の韓国旅行5月8日は帰国の日。飛行機は午後4時の便。

何処かの山に登れそうだけど、朝食付きのホテルに泊まってる。

ゆっくり食事したいので、朝食前に登山を済ませてしたいと思う。

午前5時に宿を出て西に向かって歩きだす。ホテルは繁華街の

西面(ソミョン)にある。地図を見ていると2014年秋に水営区の

金連山駅から登った荒嶺山が、西面からの方が近いのに気づく。

西面のロータリーから15分も歩けば、住宅街となった。正面に

荒嶺山が見えている。3時間半で往復したいけど、どうだろうか。

道の傾斜が段々きつくなる。早朝登山の人が歩いてるかと思い

きや、この辺りでは人気がなかった。ろくな地図は持っていない。

登山姿の人に付いて行けばと思っていたが、少々アテが外れる。

ようやく荒嶺山を指す公設道標があったが、地図は麓の散策路

を案内するごく簡単な物で、山頂までは、案内してくれていない。

右に運動公園を見ながら、急な舗装路を登って行く。ここまで

来ると歩いている人もいるが、運動器具のある場所までの人も

多く、山頂まで行く人は少ないみたい。連日の疲れで足が重い。

ここで道を間違った。そのまま真直ぐ行ってお寺の境内に入るが、

お坊さんに教えてもらって戻って来た。左のバトミントン場への道

こそ、山頂へ通じる道。道標があっても良さそうだと思うんだが・・。

玉洗水という水汲み場を過ぎて、ようやく地道になった。どうも

公式の登山道ではなさそう。相変わらず公設道標は現れない。

ほどなく稜線に出ると、蓮山駅方向から登って来る車道があった。

しばらくで駐車場やトイレのある休憩広場。山頂まではもう少し。

道標があらわれたが、これは駐車場から散策する人のためのもの。

山頂ではなく、烽火台の遺跡を指して居る。まあそれも山頂の一角。

荒嶺山頂一帯は東西に細長く、都市公園のように整備されている。

最初に東側の展望台を経て、山頂を目指す。展望台の増設工事中。

展望台を越えて東に進むと、山頂を示す碑がある。この辺りだけ

自然の姿が残されている。標高427mだが、展望はすこぶる良い。

ここまで山を登っている様な感じがしなかったが、山頂からの

景色を見ると、それなりの登山だったんだと思うことが出来た。

細長い山頂の西側端に、烽火台が復元されている。足元には

西面の繁華街。ここも展望台の工事中で柱だけが立っている。

下りは別のコースを取ろうと思っていたのだが、登山案内図も

ないし、迷って朝食に間に合わないと困るので同じ道を下った。

ただ運動公園を南に回ってみる。ニセアカシアの花で山が白い。

西面(ソミョン)のビル群を望みつつ、急な住宅街を再び通る。

ホテルには午前8時に帰着。早朝登山でほど良くお腹も空いた。