摩耶山の麓から

Mt.Maya Without a Map

城山を越えて市ケ原に行こう

三連休の中日。天気は良いらしいが、何処に行こうか悩む。

寒さも厳しくないようなのだが、何だか体が縮こまっている。

まだ冬に慣れていない。そうだ、市ケ原に焚火をしに行こう。

ただ、生田川沿いに市ケ原まで歩いても、運動にならないので、

城山から西回りでアプローチしようと、ハーブ園のロープウェイ

山麓駅前に来た。まだ紅葉が残っている。この奥から道がある。

猪除けの扉を抜けて、打ち捨てられたような園地を通り過ぎて、

急な階段道に取り付く。以前はゴミの多い所だったが、最近は、

定期的に清掃や、流出した土砂の除去が行われているようだ。

城山の南尾根に残る廃道を歩いてみよう。本当は尾根の末端

から始まるのだが、ロープウェイの支柱の、フェンスに遮られて

進めないので、少し西側から取付く。太い電源ケーブルが目印。

しばらくは電源ケーブルに沿って登るが、急斜面で歩き難いので、

獣道を拾って、九十九に上っていく。この付近は特に猪の多い所。

西から上がってくる支尾根と合流すると、傾斜も緩み歩き易くなる。

ヤマモモの木の多い所だが、落葉樹も多少あり、それほど暗くない。

知らぬ間に、ロープウェイとは、ずいぶん離れてしまっている。

ここまで歩いて来たルートが、ロープウェイの出来る前の道だが、

今は城山の東屋から、一気に北野道まで直線的に下る人が多い。

その道と中腹で合流する。登り着いた所が、城山の東屋である。

石に刻まれた道標の、鉄板で隠されているのが、今日来た道。

東屋から西へアップダウンを繰り返し、二本松林道の西端へ。

再度山ドライブウェイに出てからは車道を進む。これが長い。

カーブナンバーの標識を、10個も数えたろうか。ようやく見

覚えのある所に来た。このカーブから東の斜面に道がある。

火の用心の矢印はないが、関電の巡視路である。道は良い。

高圧線にが近づく所が、定期的に伐採されて、眺めが良い。

手前の三角錐は、昨日登った世継山。左手奥には摩耶山頂。

右手にはハーブ園の温室や、ロープウェイのゴンドラも見える。

道なりに進むと、市ケ原に向けて急激に下る。焚き火用の

枯れ枝を拾いながら下り着いた。山の会の新年会だろうか、

賑やかな団体や家族連れが、焚火を囲んで食事をしている。


今日のBGM