11月29日の日曜日。曇りの予報だが、朝の内は晴れていた。
でも、どこに行こうか決めかねていると、だんだん曇ってきた。
結局、家を出たのは正午過ぎ。近場の青谷東尾根を歩こうか。
今年は紅葉こそ冴えないが、例年になく、果実類は豊作らしい。
青谷道に入って100mほどで、右手の尾根に上がる細い踏跡。
以前に比べると、大分幅広くなったが、滑落しそうで心許ない。
尾根の下部は、混み合った雑木林で、どうにも好きになれない。
濃密な笹薮が行く手を遮る。此処は東側に回り込んで抜ける。
笹薮帯を過ぎると、明るい落葉樹林となる。ホッとするところだ。
お馴染みの宿り木に寄生された倒木。不覚にもハンガーノックに
陥る。そういえば朝食はバゲット半分。行動食は持って来てない。
家族の昼食用のオレンジーナを、飲ませて貰い、何とか糖分補給。
その後、鉄塔までは一本調子の急坂が続く。足首の鍛錬にはなる。
ヘロヘロな状態で鉄塔に到着。此処まで来れば、後は何とかなる。
本当は何か食べたいのだが、昼食場所までは、我慢できるだろう。
鉄塔からは東西の眺めが良い。学校林道の三本鉄塔は正に三本。
くどいようだが、本当は4本ある。地元で三本鉄塔と呼ばれる由縁。
鉄塔から上は関電巡視路。道も良いし、傾斜も緩やかで歩き易い。
総じて展望は良く無いが、摩耶大杉を、見上げるポイントがある。
尾根の最高所には、方形のコンクリート遺構があり、そこからは
東側へ緩やかに下って行く。黄葉した下生えの木に秋を感じる。
すぐに上野道の地蔵前広場に到着。小さな柿が沢山成っている。
昼食はもう少し下ったロープウェイ中間駅横のベンチで食べよう。