8月29日の土曜日。先週末は暑さに負けて、何処へも行かなかった。
さすがに此れではダメだと思って、今日は黒岩尾根を登ることにする。
いつもより早く家を出て、布引の雄滝に到着したのは、午前10時30分。
最近対して雨も降った様子もないのに、雄滝の水量は想像以上に多い。
五本松の隠れ滝では、大木が根を洗われ倒れている。台風の仕業か。
枯れかけていた鬼グルミの木も無くなり、歩道から滝が良く見えている。
貯水池も満々と水を湛えている、昨日の夜も山では雨が降ったようだ。
湿度が凄く高い。気温は高くはないのに、立ち止まると汗が噴き出る。
数年前までは頻繁に登っていた黒岩尾根。この所、遠のいている。
原因は体力の衰え。特に最近はロープウェイに頼ってばかりの山行。
久しぶりの黒岩尾根はやはり厳しかった。最初に現れる3段の壁で、
2度も小休止してしまう。再び崩れた苧谷崩落地への架線場を潜る。
時間的に早いせいか、今日は多くの人と出会った。下ってくる人も
数組いる。一体何時頃登り始められたのか。偉いなと思ってしまう。
三段の壁をこなすと、神戸市役所石柱のピーク。近くには展望岩が
あるが、ここまで2度も休憩しているので、今日は休まずに先に進む。
ザレ場を過ぎた所で、北側に10mほど道を外れて、ベンチがある。
ここで3度目の休憩。松の木が枝を伸ばして、展望が少なくなった。
植林地の切り株に生える苔。今日の行程で見た、唯一の鮮やかな色。
小笹に覆われた尾根筋を行くようになると、黒岩尾根も終わりに近い。