4月11日の土曜日。今日も阪急六甲の歯医者さんの診察日なので、
篠原北町から、摩耶ケーブル駅まで歩いて行く。桜はほぼ散っている。
篠原本町橋から摩耶山頂を望む。朝方まで雨模様だったので、山上も
ガスが掛っているが、昼頃には晴れるという天気予報なので期待しよう。
篠原北町公園の桜が、最もよく花を残していた。水曜日と金曜日の
冷雨によく耐えた。桜の花は下を向いて咲くので、雨に強いのかも。
公園の奥の八重桜が満開となっている。掬星台のガスも晴れて来た。
公園から篠原児童館前の道を歩いて行く。桜はほぼ終わってしまった。
土曜日だというのにケーブル・ロープウェイとも乗客は我々二人だけ。
ロープウェイ山上駅の気温は9度。朝の雨のせいで客足が鈍いのか。
掬星台から旧天上寺の史跡公園に下って来た。桜に期待したのだが、
まだ一分咲きぐらい。木蓮は冷雨で茶色に変色し花弁を落としている。
桜の花の後に尖がって見えているのは、落雷で焼けた杉の大木。
天上寺炎上の原因と思っていたが、家族によると放火だったそう。
天上寺跡から三角点を目指し登り返す。針葉樹と照葉樹の暗い森。
初めて摩耶山に登った時のこと、雨の中この道から上野道を下った。
陰鬱な道中で、とても嫌な印象が残り、摩耶山には長く登らなかった。
奥の院跡まで登ると、笹が広範囲に刈られていた。何の為にと疑問。
笹原に覆われた清浄な雰囲気の方がよほど良いのにと思ってしまう。
山頂に到着。天狗岩大神という立派な名前に比べ貧相な社がある。
698mの三等三角点。ところで最近、摩耶山の標高を公に702m
とする傾向がある。星の駅のカフェ702等もそうなのだが、何処が
ここより4mも高いのだろう。これだけ摩耶山に登っていて知らない。
三角点からは北側に下り黒岩尾根下り口に向かう。天国ベンチには、
先客がいたので、間伐で明るくなった、東側のベンチで昼食にしよう。