今回の旅行の初日は、釜山市内の沙上(ササン)に宿泊し、翌朝、
市外バスで、巨済島の古県(コヒャン)バスターミナルに向かった。
3年前に橋が開通して出来た路線だ。大きなコンテナヤードが続く。
なぜ初日に、巨済まで入らなかったかというと、昨年の秋にきた時、
宿を求めると軒並み、50000Wという値を、吹っ掛けられたからだ。
よほど景気の良い町と見えて、値切りには一切応じてくれなかった。
その時は宿泊を諦め、釜山に帰ったのだが、登っておきたい山もあり、
また来てしまった。巨済に到着したのは午前9時。朝ごはんは食べて
いないし、鶏龍山に向かう途中に、駐車の多い食堂を見て足が止まる。
コンナムルクッパブ(豆モヤシの汁飯)という看板を見て食べたいと、
思ったのだが、値段は少々お高く6000Wもする。ちょっと躊躇する。
だが他に良い店も無さそうなので入る。店名のオッタッは漆鶏らしい。
漆の汁を入れ煮込む鶏鍋の専門店。そんな店で出すクッパだからか、
良く出汁が効いて美味しかった。それにしても次から次へと乗用車で
乗り着ける客が後を絶たない。この町の景気の良さを実感させられる。
(2014年12月27日 1000W=113円)
ハミャンオッタッ(咸陽漆鶏)