3月28日の土曜日の昼ごはんは、六甲線一四鉄塔のある尾根の、
架線場跡でいただく。時刻は午後3時をすぎていて、もう腹ペコ状態。
大阪駅桜橋口にある「デトゥット・パンデュース」のドゥミ・バゲットに、
蒸し鶏と、乾煎りの人参と、ベランダで作ったルッコラを挟んで頂く。
シェラカップの中身は冷製のカボチャスープ。他にはコーヒー・紅茶。
もちろん主役はドゥミ・バゲット。クラムもクラストも柔らかいけど、
とても香りがよく美味しいバゲット。これで1本120円なのが良い。
この架線場跡からは、長峰山頂上方向の眺めが良い。下って来た
谷筋やダムを望む。足元にはさっきのナメも見えている。今はまだ、
ヤシャブシの黄緑色の花穂だけ目立つ。もうすぐ色とりどりになる。
食事の後は谷には戻らず、そのまま尾根上の踏跡を辿り、杣谷道へ。
本当は寒谷北尾根を登り返すつもりだったが、もう時間も体力も無い。
杣谷道を下っていると、摩耶第5堰堤の工事現場から、発破音が響く。
この音は人が墜落し、地面や岩に叩きつけられた音に、極似している。
思わず家族が振り返って「誰か墜ちた?」。それほど大きな音がする。
その昔、雪彦山で僅か2mほど墜ちたことがあるが、同じ岩場にいた
人から凄い音だったと聞かされた。まあ岩場では響くということもある。
杣谷道を歩くなら、しばらくは工事が休みとなる日曜日が、おすすめ。
丸山公園下で道行く人に、「ピンク過ぎるけど桜ですか?」と、聞かれ
思わず答えに詰まる。河津桜という札を見つけ、自己解決されていた。