摩耶山の麓から

Mt.Maya Without a Map

山羊戸渡から西谷に下り、長峰山を縦断する

3月28日は快晴だ。明日は降雨確率70%というのが信じられない。

今日こそ、しっかり歩きたいところだが、年度末でかなり疲れている。

目が覚めたのは8時過ぎ。朝食を摂り家を出たのは10時20分すぎ。

雲一つない青空。ロープウェイは混んで臨時増発。なぜかというと・・。

掬星台で天上寺の摩耶詣出という、イベントというか祭りをしていた。

黄色いブロッコリーみたいなのは、修験君という天上寺のゆるキャラ

全く興味はないので、すぐに杣谷峠に向かう。天気がとても良いので、

プラプラ歩いていても楽しい。峠から、山羊戸渡を目指して登っていく。

中央辺りに見える、山羊戸渡の頭ともいうべきピークから西谷へ下る。

山羊戸渡の尾根筋に入って、ようやく山に入ったという感じがしてくる。

名前程は、魅力の無い山羊戸渡ではあるが、気分的にすごく落ち着く。

先ほど見ていたピークまで来た。平削地で、山羊戸渡唯一の休憩適地。

一般道は東に下るが南側へも古い道跡がある。それを辿り西谷へ下る。

道跡は中段までしっかり残っているが、その先は全く分から無くなる。

前回、西へ下って後戻りした経験があるので、東寄りのコースを取る。

見上げると長峰山頂上。結果的にその右手にある鞍部に登り着くが、

これは誤算。さらに右手にある、杣谷峠間の最低鞍部を目指していた。

道跡が分から無くなってから、東寄りに下って来たのは間違いだった。

河床が見える頃、急峻な崖地となり詰まってしまう。西へトラバースし、

前回下った緩やかな斜面に出て、目標の堰堤下に下ることが出来た。

この堰堤下には、長峰山側から支谷が流れ込んでいる。此処を登る。

最初は河床の岩盤が露出した緩やかな流れ。前回より水量は多い。

だが100m程で谷は岩屑で埋まり伏流する。斜度は変わらず緩い。

詰めには長峰山特有の岩塊流が現れる。本来は凹地になるはずの

水流沿いに岩塊が連なって露出している。苔むした岩塊沿いに登る。

そして登り着いた所は、長峰山頂上直下の鞍部だった。前回も同じ

場所に登り着いたというのに、なぜか、すっかり忘れてしまっていた。

北側へ進み、長峰頂上から杣谷峠間の最低鞍部に向かう。椿の木が、

密生する鞍部といった方が分かり易いかも知れない。此処を西へ下る。

砕石の詰まったルンゼを、落石を起こさないよう慎重に下って行く。

二俣に出会えば、緩やかな谷筋。連続して2基のダムを乗り越す。

上から2基目のダムを越えると、緩やかなナメ床が50m程も続く。

ナメが切れた所で、水流は90度左に曲がる。此処で河床から離れ、

右岸の斜面を登る。50m程も登れば尾根上に出る。右手へ登れば、

すぐに六甲線一四鉄塔だが、左手へ僅かに下り架線場跡を目指す。

展望の良い架線場跡に到着。点在する岩が、椅子になり卓子になる。

今日は此処で昼ごはんにしよう。とはいえ時計を見ると、もう午後3時。



今日のBGM