大邱からは鉄道で、釜山駅に帰って来た。地下鉄で沙上に戻る。
沙上に平日30000Wの横断幕を張る小奇麗な宿があったから。
入ってみると洗面所が、バス・トイレとは別にあるほど部屋は広い。
今日は朝から、2回食堂でしっかり食べているので、さしてお腹は
空いてないが、どうしても行ってみたい店がある。沙上(ササン)は
豚の尾っぽ(コリ)の焼肉を食べさせる食堂が、数軒点在している。
中でも一番入り易そうだったのが、此方のお店。バスターミナルの
北側にある飲食店街の外れ辺り。コリは初めて食べるので、無難に
コリではなく、コリ盛合わせ10000Wにしてみた。一皿から注文可。
出てきたのは、コリ(豚の尾)とコッテギ(豚の皮)の盛り合せかな。
バンチャン(副菜)は、野菜・タマネギ・モヤシの水キムチ・カクテキ。
お水とバンチャンは、セルフサービス。焼酎とサイダーを注文する。
もっとディープな雰囲気かと思いきや、お客も店員も若い人が多い。
テーブルの間隔が広いので、他の客を気にせずに、ゆっくり飲める。
そういえば韓国で食堂ではなく、お酒主体の店に入るのは初めてだ。
練炭の火で、コリとコッテギを焼いて行く。コリには、やや臭みが
あるという噂も聞いていたが、実際に食べてみると全く感じない。
タレはサムジャンと辛いコチュジャンベースの醤油ダレの2種類。
コリの食感は両側をこんがり焼いた餅のよう。中身は脂肪なので、
脂っこいが焼酎と良く合う。更にモヤシの水キムチを、口に含むと
すっきりして箸が進む。それに腹に溜まらず酒のあてとしては最高。
「肉だけでは販売しません。酒類と一緒に注文してね」という貼紙。
家族は酒を飲めないので、やや不満そうだったが、ハムはとても
気にいった。コリ盛合せと、焼酎・サイダー各1本で、14000W也。
表通りのロッテリアで、500Wのソフトクリームを、デザートに頂く。
印象の悪い沙上だったけど、美味しい食堂を知って見方が変わる。
バスターミナルがあり、空港に近い。大型スーパーもあり良いかも。
(2015年1月5日 1000W=113円)
沙上コリチッ(사상꼬리집)
釜山市沙上区掛法洞522−9
16:30〜1:00
このお店を紹介する、テレビ番組があったので張ってみる。
相変わらず騒々しい番組。コリを丁寧に下処理されている。