12月7日の日曜日は、追谷墓地から巡視路を辿って市ケ原まで来た。
寒い日だったにもかかわらず、大勢のグループが昼食を楽しんでいた。
納山祭の時期かもしれない。まあ我々も市ケ原の片隅で昼食にしよう。
ジャガイモを細切りにして、チーズを絡めて焼いて来て温めるだけ。
焚火にかけると、煤でフライパンが汚れるので、ガスコンロを使う。
河原の石で炉が組んであったので、使わせてもらう。薪も残っていた。
チーズ・ポテトでワインを飲みながら、のんびりと焚火を燃やしていく。
一旦は、火床ができるまで薪を燃やしつくす。そこがハム流のやり方だ。
今日はサツマイモではなくて、焼きリンゴ。アルミホイルで二重に巻いて、
放り込むだけだ。薪は加えるが、リンゴ自体は、絶対に動かしたりしない。
イモなら20分だが、ワインを飲んだり、薪が沢山あるので追加したりで、
時間を計るのを、すっかり忘れていた。焼き過ぎたかもと心配になった。
皮は黒く焦げていたが、中身はちょうど良い柔らかさだ。匙で食べられる。
芯をくり抜きバター・砂糖・シナモンを少々加えている。上品な酸味と甘さ。
焚火の後始末をして新神戸に下る。生田川沿いは、まだ紅葉が残っている。
焼きリンゴが上手く出来ただけで、とっても幸せな気分だ。こんな日もあるさ。
ただ焚火に燻されて、スモークハムの完成。服だけでなく家中が焚火の匂い。