摩耶山の麓から

Mt.Maya Without a Map

追谷墓地から市ケ原へ抜ける

12月7日の日曜日。昨日に続いて冬型の気圧配置で北西の風。

寒いせいかな、香港食館のモーニングが、無性に食べたくなった。

380円の朝食を終え、山に向かおう。今日の行程はスタートが

下山手なので、どうしても西寄りの背山に。大師道も少し飽きた。

そこで、追谷墓地から巡視路を拾って、市ケ原に向かおうと思う。

墓地の最下段で東に進むと、鉄製の扉と小橋が設置されている。

この扉には常に鍵が掛っているので、脇から乗り越えて橋に移る。

渡った所は伐採地で、道が分り難くいが、南側を巻いて行くと、

徐々に道がはっきりしてくる。ちょうど外国倶楽部の裏山に辺り。

尾根筋には立派な巡視路がある。イノシシ除けのネットを通過し

さらに登れば、神戸東線の鉄塔に出会う。この上も良い道が続く。

尾根道は緩急織り交ぜて続く。香港食館のモーニングでお腹一杯に

なったせいか、昨日の山行が堪えているのか、足が重くて時々休む。

樹林が多く冬枯れの今も、スッキリした展望の得られる場所はない。

モミジが僅かに残る奥再度ドライブウェイのカーブNo.25へ登りつく。

そのまま車道を歩いていく。カーブNo.29からは、摩耶山頂が望める。

紅葉も残っているが色は薄い。この辺りまでは曇っていて陽射しがない。

さらに延々ドライブウェイを歩いて行く。こんなに遠かったかのかと、

思う頃カーブNo.42に到着。道路脇から東に向かう巡視路へ入る。

立派な巡視路が続いている。この辺りは元々、川崎家の持山である。

この道も往時から、見回りや薪炭の搬出路として、在ったに違いない。

徐々に晴れて来た。低い角度で差し込む冬の日差しが、森を明るくする。

笹藪の繁るビューポイントだが、周囲の木々が繁り、展望が悪くなった。

周囲の木々にマーキングしてあるので、遠からず伐採が行われるだろう。

世継山も此処からは端正なピラミッド。ハーブ園のアナウンスが近い。

市ケ原で焚火をするので、薪を拾って下る。道端に川崎という石柱が続く。

下り着くのは市ケ原の南端。山岳会の納山祭でもしているのか大勢の人。

賑やかな左岸は避けて、風裏になる右岸で、昼食を食べつつ焚火をしよう。