摩耶山の麓から

Mt.Maya Without a Map

堂徳山から二本松林道へ紅葉を見に行く

11月24日の振り替え休日。昨日の天狗梁で、頑張りすぎたせいか、

昼食時に冷たい岩の上に座っていたから、ぎっくり腰になってしまう。

朝起きると寝返りも打てないし、起き上がるのも一苦労。かなり辛い。

ロキソニン60mgを2錠服用すると、ましになってきた。外は快晴だ。

摩耶山系は、それほど魅力のある山ではない。だが時節さえ選べば、

1年に一度くらい輝くことがある。二本松林道に限れば、今がその時。

快晴の今日は見逃せない。普段は使わないストックを杖代わりにして、

北野町西公園から、堂徳山に登り始めた。歩く人が増えたのだろうか、

以前より道が明確になっている。中腹部までは暗い照葉樹の森が続く。

登るにつれ落葉樹が増えてくる。3年程前に間伐され道も良くなった。

この坂を越えると鉄塔があり、以降は関電巡視路として整備された道。

いつもは笹薮に囲まれ、寂しげな道徳山の三角点だが、今日ばかりは、

綺麗な紅葉を従え、誇らしげにさえ見える。標高338m、本日の最高点。

奥再度ドライブウェイも、やけに通行する車が多い。皆よく知っている。

車道には下りず、城山の方向に歩道を辿る。この付近もよい散歩道だ。

ふと道脇の尾根に上がってみると、間伐されて、以前は見えなかった

摩耶山頂が見える。足元には布引貯水池が見えた。これには驚いた。

樹影濃い城山付近から、直下の水面を見るのは、これが初めてのこと。

二本松林道の東端に合流する。雲に日が陰り、ややくすんだ色調だ。

合流点からは西に向かい、ドライブウェイを横断して、林道に入る。

猩々池奥の、料亭・鯰学舎に向かうのか、数台の車に追越される。

かなり紅くなっているが、緑の葉も多く、来週ならまだ大丈夫かも。

今日は家族に所用があり、一人で来ている。も一度来ても良いな。

紅葉の名所としての二本松林道の特色は、急斜面を通る道ならこそ、

見上げる紅葉はもちろん。見下ろしても紅葉が楽しめるところ。だが、

間伐されたせいか、例年に比べて、濃密さに欠けるように思われる。

大師道を見下ろす所までやってきた。この辺りではまだ緑が多いが。

猩々池辺りは今が盛り。この付近は紅くなるのも早いが散るのも早い。

イカーの賑やかな声が聞こえてくる。いや五月蠅といった方が良い。

池畔のベンチで昼食にしよう。色づきが悪く見えるが、例年よりも、

はるかにキレイな猩々池畔。水量もこれぐらいあれば、多いほうだ。