１１月２３日の昼ごはんは、日柳川から登って来た、天狗梁でいただこう。
天狗梁も訪れる人が増えたのか、やや前回に比べ様子が変わっている。
最頂部の岩には、鳥が運んできて食べたのか、ムベの殻が残っている。
展望岩場ではよく見るが、鳥も展望の良い所で、食事したいのだろうか。
今日は快晴である。１１月下旬にしては暖かく、上着なしでも寒くは無い。
我々も天狗梁の、平たい岩の上で昼食にしよう。二人なら楽に休憩できる。
パスタにミートソースとホワイトソースを交互に挟み、オーブンで焼き上げる。
山用フライパンは柄が外せるので、そのままオーブンに入れて焼いている。
簡単というと、調理した家族が怒るのだが、山では温めるだけで完成だ。
フライパンごと運んでいるので、余分な荷物もない訳だし、ゴミも出ない。
家族は濃厚なレモンジュース。ハムはスペイン産の安ワインでいただく。
下りはハチノス谷東尾根を下る。樹幹越しに、登って来た天狗梁を望む。
一見すると２０ｍ以上の垂壁に見えるが、上部と下部は別の岩塊だった。
間にはバンドがある。それが此処からは重なって、一枚岩に見えるのだ。
道の脇に皮手袋が吊るしてある。今年の４月５日にハムが落としたもの。
どなたかが拾って、枝にかけて下さった。指先は何者かに齧られている。
数か月もハイカーの皆さんの、御目を汚していたかと思うと、申し訳ない。
