今回の旅行では、初日にソウルから、ここ丹陽へ鉄道に乗って来た。
だが翌日は、朝からの雨で一日宿に籠っていた。夕方になって多少
雨が弱くなったので、町に出てみよう。もっぱら食堂探しが主な目的。
市場内に2店舗、この日は入らなかったのだが、此のお店も気になる。
韓国の場合は、わりと店構えと食事の値段は正比例しないことが多い。
このお店も韓牛のカルビが200gで25000W。市場の肉屋併設の
食堂も、さして変わらない値段だった。まあ、それには手が出ないが、
プルコギ定食10000Wというのが気になった。まずまずのお値段だ。
他に魅力的な食堂が無いので、二日後このお店で夕食を摂ることにした。
広い店内に客は一組だけ。一瞬躊躇するが、上品なアジュマが愛想良く
迎えてくれたので、食事することにした。注文はもちろんプルコギ定食だ。
まず出された副菜(バンチャン)が美味しそう。実際に薄味で良い味だ。
座卓に紙のテーブルクロスが掛けてあるが、これは無垢の天板だから。
肝心のプルコギは、肉の量が少なめで、ボリューム感に欠けたのだが、
お値段からすれば、まずまずだろう。牛肉に関しては韓国の方が高い。
プルコギ定食完食。韓国では完食すると、足りないかったいう意味
になるという。実際に食堂でも、わざと残している様な人も見受ける。
外国人なので許してもらおう。家訓は「出された物は残さず食べる」。
(2014年9月25日 1000W=105円)