摩耶山の麓から

Mt.Maya Without a Map

杣谷からシェール道を経て水道管理歩道へ

5月31日の土曜日。昨夜に飲み過ぎたせいか、寝坊してしまった。

阪急六甲の歯医者さんの診察日だ。急いで朝食を食べて家を出た。

食事の準備していないし、何処を登ろうかとも、全く考えてなかった。

歯医者さんの診察が終わった後、「プチ・プレ」に寄りバゲットを買う。

他の登山口に比べ近いので、どうしても足は杣谷に向かう。暑いな。

杣谷道沿いは、コアジサイが今が盛り。さしてキレイとも思わないが、

他には花が咲いていない時期なので目立つ。今日も摩耶第5堰堤の

工事が行われていた。岩ケ谷の入り口付近は、重機も入って作業中。

まだ歩いていない支流を詰めようかと思ったが、ズック靴では怖い。

ならば、少し時期が遅いけど、シェール道を歩こうかと気が変わる。

杣谷峠を越え、穂高湖の東岸を歩いて行く。何度か新緑の季節に、

二十渉を遡行して、シェール道経由で、杣谷道を下ったことがある。

中でも陽光に溢れたシェール道の新緑は、素晴らしくキレイだった。

だが今年は時すでに遅く、新緑は深緑に変わっていた。シェール道も

精彩なく、ただ生田川の水の汚さを実感したぐらい。目についたのは

流れの側に咲いていた白い花。アジサイの一種だろうか。少し眠たい。

これ以上退屈な谷歩きを、続ける気になれず、徳川道と合流する所で、

山側へ直進する。笹が刈られたので道が良く分かる。此処は十字路だ。

この道は水道管にそった管理歩道。水道管は既に使われていないが、

最近、何となく補修されているようなので、関係者の通行はあるのかも。

ただハイカーの通行はほとんどない。ハム的には、桜谷出合付近から、

摩耶山上に上がる道としては、展望も変化もあり、最も好ましい道である。