4月19日の土曜日は、岩屋尾根を登って天狗道に出た。今日は、
リュックサックマーケットの開催日。ロープウェイが運休中なので、
会場はケーブル中間駅周辺。摩耶山頂経由で行くのもしんどい。
まだ時間的にも間に合うし、行者尾根のツツジも見たかったので、
此処からいったん下って、青谷からの道を、登り返すことにしよう。
行者尾根に入った途端に、珍しく5・6人のハイカーとすれ違う。
「ツツジがキレイですね。」と声をかけられるが、返答に窮する。
上部の木は、ツボミの状態が多く、冷雨の影響も少ないようだ。
少し下った展望ポイント、快晴だが靄って、明石大橋は見えない。
此処の様に露出した場所のツツジの花は、散っていないものの
雨に打たれ、茶色く変色したり、皺しわに萎縮してたりしている。
若葉が萌え出ているものも多く、こうなると花は目立たなくなる。
木陰などで冷雨を避けられた株は、本来の美しさを保っている。
写真は比較的キレイな所でしか撮っていない。岩屋尾根よりは、
こちらの方が状況は良いと思う。2週間ほどのツツジの開花期に、
何処を歩くかは、毎年迷うことだ。当たりはずれもあって当然。
中段の岩場のツツジ。三分の一ほど落下させ、薄茶色に変色し、
花弁は皺しわになっている。「よく頑張ったね。」と声をかけたい。
南側に青谷東尾根の稜線が見える。あの高さ位まで登り返すのか。
こちらも木陰で雨を避けた株。若葉もなくフワフワと美しい花弁。
家族が今年も十分にきれいじゃないというので、昨年の様子を
張っておく。写真からは花のイキイキした様子が伝わらないかも。
行者尾根の取付きまで下って来た。行者堂跡へ下ると遠回りになる。
東側の老婆谷に下り、左岸を下って行けば、青谷道に出会うだろう。
小さな支谷を一つ渡ると、道跡が現れる。今も歩かれているのかな。
石段の青谷道に出た。此処からは、冷っとした杉林の中を登って行く。
青谷道は旧天上寺の山門下まで登ってしまう、途中、石垣がある所で、
裏道に入り鞍部を目指そう。短い距離ではあるが、近道には違いない。
最初は急斜面の細い道だが登りきると、山門下鞍部へ緩やかに下る。
これだけ広く、山側も切ってある道だから、かつては、急斜面の所にも、
同じ幅の道があったろう。今の道筋とかつての道跡が同じとは思えない。