摩耶山の麓から

Mt.Maya Without a Map

行者尾根を下りケーブル中間駅へ・・・・・(摩耶山南面・薮尾根の季節 37)

4月19日の土曜日は、岩屋尾根を登って天狗道に出た。今日は、

リュックサックマーケットの開催日。ロープウェイが運休中なので、

会場はケーブル中間駅周辺。摩耶山頂経由で行くのもしんどい。

まだ時間的にも間に合うし、行者尾根のツツジも見たかったので、

此処からいったん下って、青谷からの道を、登り返すことにしよう。

行者尾根に入った途端に、珍しく5・6人のハイカーとすれ違う。

ツツジがキレイですね。」と声をかけられるが、返答に窮する。

上部の木は、ツボミの状態が多く、冷雨の影響も少ないようだ。

少し下った展望ポイント、快晴だが靄って、明石大橋は見えない。

此処の様に露出した場所のツツジの花は、散っていないものの

雨に打たれ、茶色く変色したり、皺しわに萎縮してたりしている。

若葉が萌え出ているものも多く、こうなると花は目立たなくなる。

木陰などで冷雨を避けられた株は、本来の美しさを保っている。

写真は比較的キレイな所でしか撮っていない。岩屋尾根よりは、

こちらの方が状況は良いと思う。2週間ほどのツツジの開花期に、

何処を歩くかは、毎年迷うことだ。当たりはずれもあって当然。

中段の岩場のツツジ。三分の一ほど落下させ、薄茶色に変色し、

花弁は皺しわになっている。「よく頑張ったね。」と声をかけたい。

南側に青谷東尾根の稜線が見える。あの高さ位まで登り返すのか。

こちらも木陰で雨を避けた株。若葉もなくフワフワと美しい花弁。

家族が今年も十分にきれいじゃないというので、昨年の様子

張っておく。写真からは花のイキイキした様子が伝わらないかも。

行者尾根の取付きまで下って来た。行者堂跡へ下ると遠回りになる。

東側の老婆谷に下り、左岸を下って行けば、青谷道に出会うだろう。

小さな支谷を一つ渡ると、道跡が現れる。今も歩かれているのかな。

石段の青谷道に出た。此処からは、冷っとした杉林の中を登って行く。

青谷道は旧天上寺の山門下まで登ってしまう、途中、石垣がある所で、

裏道に入り鞍部を目指そう。短い距離ではあるが、近道には違いない。

最初は急斜面の細い道だが登りきると、山門下鞍部へ緩やかに下る。

これだけ広く、山側も切ってある道だから、かつては、急斜面の所にも、

同じ幅の道があったろう。今の道筋とかつての道跡が同じとは思えない。