2月23日の日曜日。昨日の予報は外れたが、今日は一日晴れそうだ。
先週、行者尾根から眺めた、摩耶大杉へ上る二本の尾根が気になった。
南西の尾根は青谷道から、西の尾根は老婆谷から突き上げているよう。
行者尾根の取付きまで登って来た。此処を越えて、すぐに谷底へ下る。
上の写真右手、東側から尾根が下ってきている。その尾根に取り付くと、
しばらくは尾根の幅が広くて、小屋掛けした小広い跡地があったりする。
下生えは少なくて通行は楽だが、段々尾根は斜度が増し急になって来た。
踏跡は無くて、もっぱら猪の獣道を辿って登って行く。もちろん展望はない。
面白味のない尾根登りも、今日は雪が変化を与えてくれた。登るにつれ、
残雪が多くなってくる。ボソボソとした浅い雪なので、アイゼンもスパッツも、
要らないだろうが、足首位まで覆う、軽登山靴を履いて来るべきだった。
もう雪は無いだろうと、スニーカーで来たのは失敗。靴下が若干濡れる。
それに加えこの尾根には、見応えのある巨木が多い。天上寺の寺領内で、
古木が多い。展望が全くないのにかかわらず、意外に楽しく登って行けた。
摩耶大杉の真下に到着。高みに向かって上れば、辿り着ける絶好の地点。
昼食休憩は日当たりが良い、史跡公園まで登ろう。石段にも雪は残っている。
穏やかに晴れた日曜日。芝生にシートを広げて座り込む。指先はまだ凍えてる。
ケーブルで下るつもりだったが、山門迂回路が凍結してそう。軽アイゼンも
持ってないし、スニーカでは怖いので、下りは摩耶大杉から青谷道へ下ろう。
摩耶大杉はさすがに大きい。さて、家族は何のポーズをとっているんだろう。
道があるよと教えてくれる案内板。但しそのまま進むと老婆谷へ下ってしまう。
摩耶大杉の少し下で南側へトラバースして、青谷道へ下る尾根に乗って行こう。
此の尾根の上部では、樹木に番号札が付けてあった。伐採予定でもあるのかも。
少し下れば雪は無くなった。踏跡というか、古い道跡が残っていて歩き易い。
下って行けば青谷道に自然に出る。残雪のおかげで退屈もせず往復出来た。