應峰稜線(ウンポンノンソン)から、サモバウイ(紗帽岩)まで登って来た。
此処から南へ向かい、碑峰(ピポン)へ登って、クキ洞の登山口へ下ろう。
サモバウイは北漢山主稜にある。北側には文殊峰(ムンスポン)が聳える。
先日、義湘稜線から登った時には、尾根上の小突起にしか思えなかったが、
此処から望むと、文殊峰も立派な岩山だ。いつか此方からも登ってみたい。
サモバウイから碑峰(560m)は指呼の間。その向こうは香炉峰(535m)。
碑峰(ピポン)頂部の巨岩を下から見上げる。どうやって登るのだろうか。
一応、柵と出入制限地域と看板があるが、自己責任で登っても良いようだ。
東側に回り込むとスラブ。フリクションは良いが、足元は切れ落ちている。
更に上段へは、スタンスが掘れているが、怖いので右手の岩溝を登った。
韓国の人達は、普通に登り降りするのだろうが、転ければ一巻の終わり。
もちろん眺望は最高。手前が、今日登って来た「應峰稜線」その向こうは、
先日登った「義湘稜線」。更には北漢山域の最高峰である白雲台を望む。
右へ目を転じれば、文殊峰(727m)が大きく聳える。左端がサモバウイ。
碑峰の山頂には、西暦568年に建立の真興王巡狩碑のレプリカが建っている。
本物は国立中央博物館にあるそうだ。碑峰という名の由来には違いないだろう。
足元には、旧基(クキ)洞の街並みが、遠くには南山のソウルタワーも見える。
少し探したが反対側へ下るルートは見つからない。元の道を戻ることにする。
登って来たから下れるが、初見なら此処がハイキング道とは思えないだろう。
香炉峰との鞍部へ下る。今日は金曜日なんだが、沢山のハイカーが登ってくる。
鞍部からクキ洞へ下ろう。途中で休んでいた人から、「オルマナ○X△・・・」と
尋ねられ「韓国語解りません」と言ったら、日本語で「碑峰までどれくらい」と、
問い返された。もう十数回も韓国に来てるのに、韓国語が出来ず恥ずかしい。
道は真直ぐには下らず西側へ下る。対岸には香炉峰の険しい側壁が見える。
よく見ると、岩に張り付くようにハイカーが大勢歩いている。後で調べると、
香炉峰への尾根筋は通行禁止で、側壁を巻いて登るようだ。面白そうな道。
尾根筋に出て、松林をしばらく下ると、右手にチョットリ峰が見えてくる。
此処にクキ洞への道標があった。尾根筋を離れ下って行くと登山口は近い。
クキ洞は大きな門構えの高級住宅街だった。芸術センターなんかもある。
バス道に出た所で、やって来たバスに乗り、地下鉄3号線仏岩駅に出た。