摩耶山の麓から

Mt.Maya Without a Map

城山・堂徳山ハイキング

7月21日の日曜日。昨日は遅くまで遊んでいたせいか疲れ気味。

それに7月に入ってからは、ろくに雨が降ってない。沢に入っても

つまらないだろうと、気が乗らない。結局、昼前まで家でゴロゴロ。

昼ごはんは、山で食べたいと思い、正午近くに家を出る。新神戸から、

改装されたはずの猿のカズラ橋から、城山に登ろうかと思っていたが、

新神戸駅裏側の北野道を見て気が変わる。改修工事が終わっている。

布引の滝から異人館街へ抜ける北野道。観光に便利そうな道だが、

実際には山道なので、観光客が歩くには向かない。水平路のように

思われがちだが、新神戸から北野へ向かうと、ずっと緩い上りになる。

新神戸駅裏の斜面が伐採されて、崩落防止の工事が施されたようだ。

道自体は、特に変わりない。通行も少ないのか、落ち葉が積もっている。

北野道は南側が、すっぱりと切れ落ちる。道を外せば新幹線の

線路まで転がり落ちそうだ。一度、おじいさんが転落したとかで、

救急隊が出動していたことがあるが、いつ起きても不思議でない。

新神戸駅裏を過ぎると、以前のままの北野道だ。上の写真でも、

谷側は切れ落ち、転落すれば間違いなく重大事故になるだろう。

北野の異人館街へ、あと250米の所で、山側に登る道がある。

今日は此処から城山に登る。照葉樹の森が陽ざしを遮ってくれる。

中腹に展望地がある。去年は此処から、神戸の花火大会を見た。

今年は、何処から見ようかな。そんなことを考えながら登って行く。

道は斜面を九十九に登って行く。東側の急斜面なので昼から日陰。

西側からの道と合流すると、照葉樹の森から、落葉樹の林に変わる。

明るい林相で好きなところ。国有林伐採事業の立派な看板があるが、

そんな物に金をかけるぐらいなら、朽ちたベンチを直してほしいものだ。

二本松林道の終点に登って来た。此処には以前、木陰に縁台型の

ベンチあって、食事や昼寝したりしていた。そのベンチは朽ちたが、

最近になって新しいベンチができた。今日はここで昼ご飯にしよう。

昼食後は、堂徳山の三角点を越えて、北野町西公園へ下ろうと思う。

いつまでたっても、道標の表示は行き止まりのままだ。変えてほしい。

わずかに抜けた所から、港が望める。ちょうど大型客船が入ってくる。

3年前に伐採が行われ、道も整備された。ただ道標は設置されず、

数年たてば、また廃道状態になるかと思ったが、最近は歩く人も、

増えたようだ。尾根下部の落ち葉に埋もれた所を除けば道は良い。

西公園に出る所に、イノシシ除けのネットや扉が設置されていた。