摩耶山の麓から

Mt.Maya Without a Map

摩耶東谷から旧天上寺跡を目指す(2回目)

7月20日の土曜日。今日は第三土曜日だというのに、朝から快晴だ。

阪急六甲の歯医者さんの診察日だったので、おのずと登路は決まる。

リュックサックマーケットには、絶対行くので、目的地は掬星台となる。

という訳で6月29日に一人で歩いた尾根に、家族と一緒に行ってみよう。

杣谷堰堤から摩耶東谷に入って行く。知らないうちに家族は、歩道沿いの

滝を登ろうとしている。磨かれた花崗岩の滝で、傾斜は緩いがツルツルだ。

深谷第2堰堤の乗越で、オニヤンマがとまっている。我々も一休みしよう。

此処で、デジカメの電池が無くなってしまった。以下は、スマートフォン

撮った写真なので、画質が良くない。家を出るときにチェックしたのになぁ。

スリット式の深谷第4堰堤の手前で、二俣があり此の中間尾根を登って行く。

踏跡はないが、藪は薄く岩場もあって登りやすい。急な所は猪の道を借りる。

ロープウェイ架線下の手前で、尾根を横切る古い道跡がある。北側は何処へ

続くのかと、少しだけ歩いてみる。道沿いに鉄管が埋まり、更に進むと岩場で

道が途切れ、塩ビパイプが空中に浮いている。東沢上部からの引水施設かな。

この古い道跡から少し登ると、ロープウェイの架線下に出る。しばらく待つと、

牽引綱が大きく上下して、中間駅から発車した、上りの搬器が近づいてくる。

写真は上手く撮れていないが、金剛山、その向こうの奈良の山が良く見える。

頭上を行く、おりひめ号。空がとても青い。第三土曜日だが、これなら大丈夫。

今日は湿度が低いようだ。そのせいで遠くまで、スッキリ見えるのかもしれない。

木陰に座っていると涼しく感じて、汗もかかない。ヤブ蚊も、少ないように思える。

ロープウェイの架線下からの尾根筋には、作業用か細い踏跡があり辿って行ける。

そしてまた、古い道跡に出る。尾根筋は掘れているので、相当の通行があったろう。

今日は、この道が何処から登ってくるのかを、南側へ下って確かめてみたいと思う。

廃道だが、1米程の道幅がある。たぶん旧天上寺の山門下の鞍部まで下るだろう。

と思いきや、2百米も歩かないうちに、アメヤの水槽のある場所に飛び出した。

左へ行けば山門は、すぐそこだ。つまり山門を迂回し、旧天上寺下の宿坊や

茶店等に、資材を運ぶ道だったんだろう。あっけなく、今日の目的は終わった。

久しぶりに山門をくぐり、階段道を登って行く。いつもは暗いこの階段道も

今日は木漏れ日が溢れている。リュックサックマーケットは、午後3時から、

まだ時間があるので、ゆっくり登って行こう。そして、史跡公園で昼ご飯だ。