摩耶山の麓から

Mt.Maya Without a Map

地蔵谷遡行

6月30日の日曜日。昨日は東谷の流れが、いつになく清冽で印象的だった。

今日は午後から曇りの予報だが、やっぱり沢に行こう。手近な地蔵谷を選ぶ。

布引の雄滝の水量は、まずまずという感じ。これなら地蔵谷でも楽しめよう。

朝ごはんが早かったせいか、急激におなかが空いて座り込む。こんな時に

限って行動食も菓子も持ってきていない。昼食用のスープを飲んで人心地。

地蔵谷に入っても第二堰堤より下流は、水質にやや問題があり入渓しない。

第二堰堤上の堆積地から歩き出す。蜘蛛の巣が沢山あって、やや閉口する。

ほどなく斜瀑に到着。カメラをスポーツモードにしていて随分暗い失敗写真。

傾斜は緩いが地蔵谷では一番大きな滝。水量があれば、そこそこ姿も良い。

流れの左側にホールド多くて登りやすい。中段で浅い溝にジャミング気味に、

スタンスを得る箇所があるが、家族は足が小さいせいか、苦労しているようだ。

支点を作って懸垂下降し、トップロープで登り直してみよう。流れの右側を

登ってみるが、上部でホールドが細かくなり、結局、左側に逃げてしまった。

斜瀑の上は、明るい滑となっている。地蔵谷では一番気持ち良く歩ける所だ。

一般道が交差しても、しばらく滑が続くが、やがて第三堰堤に行く手を遮られる。

堰堤脇は急斜面で苦労する。上の小滝を登った所で、右手の一般道に逃げよう。

一般道で第三堰堤を巻き、沢筋に戻っても平凡な渓相。第四堰堤上で三俣と

なるが、中俣を登って行くと、小滝が連続している。ダムに突き当り遡行終了。

ダムを越え右手の支尾根を登って行くと、東西に踏跡がある。ダム建設の際

には通勤路だったろう。上の看板のある所に出る。アップダウンが少なくて楽。