摩耶山の麓から

Mt.Maya Without a Map

国師山(230m)・・・・・・・2013年5月21日・・・仁川市・舞衣島

帰国の日。いつも金浦空港が多いのだが、今回は仁川空港を午後4時半に

出発する便だったので、空港近くの舞衣島にある山に登ってみようと思った。

到着階ではなく、なぜか出発階の3階にある仁川市内バス乗り場。空港に

到着してから20分も探し回った。222番と2−1番がフェリー乗り場行きだ。

が時刻表が無い。手書きで222番は毎時20分発・2−1番は50分発と・・。

8時20分発のバスに乗って、蚕津島船着場に到着。今回の旅行は市内バスで、

いろいろと苦労した。平日なので、登山服姿は我々以外は2名だけ。釣り人3名。

バスの前方に、「仁川空港毎時20分発」「3階7番ゲート出発」と書いてあるけど、

初めて乗る人には、停留所に書いてなきゃ意味がないって、文句も言いたくなる。

切符売り場で2枚というと、往復3000Wの切符が出て来た。一枚で往復だが、

乗船時に回収される。帰りには券は無い訳だが、島だからそれで良いのだろう。

船着場から舞衣島までは数百メートル。スナック菓子を投げると一斉にカモメが

近寄ってくる。投げた菓子はほとんど海に落ちるので、カモメも遊んでるのかな。

すぐに舞衣島に到着。早朝は霧がかかり寒かったが、ようやく青空が見えて来た。

他の乗客は島内バスに乗って行ったが、我々は船着場から、山道に入り島を縦走

する予定。上の案内図で左から右へ向かう。3か所ほど峠を越して行く予定だった。

落葉樹の灌木と松が入り混じった明るい林層。すぐに展望があるかと思いきや、

意外に樹林深く展望がない。岩場もなく単調な山道が続く。段々暑くなってきた。

ようやく岩場があって、実尾島(シルミド)を望む。映画化された事件のあった島。

ある意味ロケ地巡りでもある。干潮時なので舞衣島と砂州でつながっているよう。

韓国らしく、こんな低い山なのにヘリポートがあった。峠を挟んで国師山を望む。

峠で舗装路を渡り、よく整備されているが展望のない道を登って国師山の山頂。

山頂全部という感じの広い展望台。南側には舞衣島の最高峰である虎龍谷山

此処で舞衣島の縦走はあきらめた。もう11時近いので、下の峠で港に戻ろう。

晴れているものの霧が残って視界は悪い。北側にフェリーが見えるはずだが・・。

3番目の峠に向かって下って行く。途中に岩場があって展望が開ける。振り返ると、

登って来た国師山が大きく見える。山頂展望台より此の岩場の方が気持ちが良い。

足元に海水浴場のハナゲ海岸が見える。「天国の階段」というドラマのロケ地だそう。

バス停のある峠まで下って来た。ハイカーが陸橋を渡って虎龍谷山に向かって行く。

やっぱりバス停には時刻表が無い。仕方ないフェリー乗り場まで歩いて帰ろうかな。

瀟洒なペンションや民宿。貝焼きの食堂。立派な企業の研究所が並ぶ車道を歩き、

フェリー乗り場へ向かう。後100米の所で島内バスが追抜いて行った。まあ良いか。

我々が乗り込むのを待ってフェリーが出港。またカモメと遊ぶ。飛んでいる鳥と

目が合うなんて初めての経験だ。でもカモメって、四角い顔をしているんだなあ。

帰りは2−1番のミニバスに乗車。Eマートの看板を見て、バス停でもない所で

降ろしてもらう。ゴーストタウンのようなビルの地下で、Eマートは営業していた。

お土産を買いこむ。新交通システムは駅舎も完成しているのに放置されたまま。