連休4日目の5月6日。今日も朝から快晴だ。毎日、短いコースながらも3日連続で、
かなり疲れている。が、蜘蛛の巣が無い季節の晴天は、休むにはもったいなすぎる。
ケーブルカーの窓が高くなって、前方の線路の急勾配がよく見えるようになった。
4日連続掬星台スタート。アプローチを省略し、安直に核心部だけを味わう作戦。
アゴニー坂に向かい。鞍部からは南側の尾根の、よく踏まれた踏跡を直進する。
踏跡は少し上った後、南側を巻いて木の袋尾根にのる。気持ち良い笹道を辿る。
少し期待していたのだが、木の袋尾根の円頂でも、もうツツジの花は終っていた。
その代わり、白いウンゼンツツジが満開だ。尾根上に何ヵ所も群落を作っている。
少し下ると、西側にオテル・ド・マヤを見上げるようになる。順光で良く見える。
この尾根を下るのは初めてだったか。いつもと違う風景に思える。長峰山が立派。
咲いていても印象の薄いウンゼンツツジだが、これだけ大きな群落だと壮観だ。
新緑輝く木の袋谷出合へ下って来た。此処から杣谷に沿って少し下り寒谷出合へ。
実際には寒滝付近は岩壁で取りつけない。少し手前から斜上し寒谷北尾根に乗る。
急峻なこの尾根は、ぐいぐいと高度が上がる。アオダモの花の向こうに六甲の街。
アジサイに似た白い花。花の名に興味はないが、初夏への季節の移ろいを感じる。
連日の好天で、とても乾燥している。降り積もった松葉が砂と混じって滑りやすい。
今日の目的地は、尾根から少し下った岩塔。ハムは2度目だが、家族は初めてだ。
尾根道の分岐からは家族を先行させる。藪が被さっているが、かつては道だったと
改めて思う。岩場手前で大岩に遮られ、南斜面をトラバース。深く切れ落ちている。
岩場の登りにモタモタしていたら、先行していた家族は、スタスタと岩場の頂部に
立っている。って、その先は断崖絶壁なんだけど・・。本当に高い所の好きな人だ。
岩場の上は水平でないが、二人なら昼食休憩するのには十分。今日はゆっくりしよう。