5月3日の祝日。展望岩で食事を済ましてしまうと、もう山頂へは
登る気がしなくなった。でも、山頂を越えずに掬星台へ行くには・・。
いつもよりスッキリしている新穂高山頂。けっこうキツイ登りがある。
展望岩から山頂に向かうには、一旦鞍部に下る。そこから南向きの谷へ
入っていく。浅く涸れた沢で、傾斜も緩いし滝もない。藪も五月蠅くない。
下って行くと、砂防ダムの上に降り立った。ところが対岸には道が無い。
ということは、徳川道に出るには、もう一つ尾根を越さなくてならないか。
低い尾根をトラバースして越えると、また谷が現れた。対岸には石段の
徳川道が肉眼では見えている。まだ蜘蛛の巣が無いからできる歩き方。
そのまま徳川道を登って行く予定だったが、此処までの調子なら続いて、
南に向かいドライブウェイに直進しても行けそうだ。南斜面に入って行くと
見覚えのある堰堤群が現れた。右岸の尾根を2年前の4月に下っている。
幾つか堰堤を越えていくと、左手に尾根が下りてくる。これを登って行こう。
急な尾根で踏跡はないが、藪は薄く歩きやすい。見上げると新緑がキレイ。
左手の急峻な沢には、雨量計等が設置されている。やはり一昨年下った尾根。
六甲砂防事務所が設置した崩壊検知センサー。太陽電池で動作しているよう。
此処から上には、踏跡があって歩き易い。落葉樹の林で気持ちの良い所だ。
やっと奥摩耶ドライブウェイに辿り着いた。思ったよりは楽に来れたかな。
掬星台手前の自然園周辺では、高木のミツバツツジがキレイに咲いている。
上り下りとも満員だったケーブル・ロープウェイ。またお世話になります。