4月21日の日曜日は、朝のうちは雨が残っていたが、午後から晴れの予報。
晴れるのを待ってたら、家を出たのが午後になってしまった。何処に行こう。
杣谷に入るのは遅すぎるので、昨日一人で下った、行者尾根を登り返そうか。
雷声寺から入る。モミジの新緑が目映いばかりだ。今日も西側の尾根に登る。
モチツツジが咲き始めていた。この辺りでは、よく晴れていたので予報通り。
ところが、行者堂に到着すると、雲の動きが早くなり、時おり雨が降ってきた。
雨の中、食事を済ませ行者尾根に取付く。陽射しと暗雲が目まぐるしく変わる。
ツツジの花は冷雨にとても弱い。一晩で全山の花が落ちてしまうこともある。
昨日の雨で、大丈夫かなと思ったが、思ったよりは落下していないようだ。
それでも、幾らかは落花してるし、木に付いたまま茶色く変色した花もある。
尾根の下部では、新芽が伸びてきているものが多く、花期の終わりも近い。
どう見たって晴れなんだが、次の一瞬には黒い雲に覆われ、雨が降り出す。
行者尾根の上部では、松の木の森に紫色の絨毯が見え隠れしているようだ。
樹林帯の中は、やや雨の影響を受けにくいか、元気に咲いているものが多い。
尾根の上部では、ツツジの花が積み重なるような奥行きで、見上げられる。
行者尾根は最後までツツジの花が満開だった。道幅広いので密度は薄いが、
取付きから、天狗尾根の合流点まで、途切れることなく、楽しませてもらった。