4月20日の土曜日。今日は3つの目的を持って摩耶山に登る。
第1は、リュックサックマーケット。第2は、ヒカゲツツジ。そして、
第3は、以前から気になっていた、あの岩塔に到達することだ。
その岩塔とは、摩耶山の東斜面。寒谷北尾根の支尾根上にある大岩。
長峰山頂や木の袋尾根からも見えるし、杣谷からも見ることができる。
上の写真は、1月20日に写したもの。この時は、違う支尾根下って
しまい断念している。いろんな所から眺めても、下から登りつくのは、
大変そうなので、もう一度、寒谷北尾根から下って近づいてみたい。
寒谷北尾根は急傾斜で、少し登れば対岸の展望が広がり高度感が出る。
ツツジも多いが、下部ではその他の樹木の藪が多くて、スッキリしない。
ただ、色の濃いものや薄いものなど、同じミツバツツジでも色々ある。
この辺りまでは、時折日が差していたのだが、だんだん曇ってきた。
中断の岩場に差し掛かった。ガリーのなかに薄黄色い花が咲いている。
近づいてみると、ヒカゲツツジだった。こんな急な所にも根付くのか。
ガリーを抜けたところ。南側の岩に乗れば展望が良いが、浮いた岩も
あるので注意が必要だ。今日は先を急ぐので、此処は休まずに行こう。
大きな岩が積み重なり階段状となって、楽しく高度を上げていける。
この付近では園芸種かと思うほど、花が大きく密生したツツジがある。
同じコバノミツバツツジなんだろうが、他所より肉厚な花びらが見事。
さらに登ると、やや傾斜の緩い所があり、一面にツツジが咲いている。
尾根上もツツジを潜って通行する。曇ってきてかなり暗くなってきた。
前回、間違えて下った尾根より手前で、東側に入り細い支尾根を下る。
藪がかぶってはいるが、古い踏跡のように思える箇所を、下っていくと、
大きな岩場に出た。左右は深く切れ落ちるが、尾根からは数米の高さ。
大阪湾方面の眺めが良い。右手には寒谷北尾根の急傾斜が近く見える。
岩場付近には切られた木や、古いゴミも落ちていて、通行もあったようだ。
足元は木の袋谷まで、すっぱり切れ落ちている。登るのは大変そう。
岩の頂部は平坦ではないものの、二人ぐらいなら休憩できるだろう。
ゆっくりしたいところだが、リュックサックマーケットに行かねばならぬ。
昨年の4月30日には、ヒカゲツツジの群生をいくつも見たのだが、
今年はポツポツと、一株づつ生えてるのを、散見するのみであった。
オテルド摩耶まで登れば、掬星台は近い。第2第3の目的を達成。
第1の目的である、リュックサックマーケットも楽しめるに違いないと、
この時は、まだ信じていた。だが摩耶山の第三土曜日は甘くない・・。