摩耶山の麓から

Mt.Maya Without a Map

新神戸からツツジ咲く岩屋尾根を巡る・・・・(摩耶山南面・薮尾根の季節 30)

4月14日の日曜日。昨日一人で下った岩屋尾根を、今日は登ってみよう。

満開のツツジを、家族にも見せたいと思ったからだ。晴れのち曇りの予報。

青谷から登るのが近いが、それではつまらないので新神戸から回って行く。

生田川公園の桜は散っているが、八重桜が、重たそうな花を咲かせていた。

雷声寺から西側の尾根に取り付く。白い花を咲かせている木があった。

この尾根には、モチツツジの木が多いのだが、今はまだ咲いていない。

雷声寺からの一般道に合流する手前、北側の日の当たらない斜面には、

小さな白い花のツツジの木が群生している。ウンゼンツツジというのかな。

旧まや道に入ると桜の木が多く、足元に白い花びらが、沢山落ちている。

ただ見上げても、高木が多く下生えの木々に遮られて、よくは見えない。

旧まや道から摩耶山頂。天上寺の寺領に、針葉樹林が多く季節感がない。

岩屋尾根の取り付き。歩く人が多くなり、入り口が階段状に掘れている。

少し登ればツツジの花が迎えてくれる。昨年一昨年と不作だったので、

今年は一段とキレイだ。標高や株によって開花時期がずれるものだが、

今年はほとんどの木が一斉に開花したようで、尾根全体の株が満開だ。

この尾根道の存在は知っていたが、登っても555ピークの近くに出て、

山頂へは遠くなるし、展望も無さそうで登る気がしなかった。ある時に、

入り口近くにツツジが咲いていたので、もしやと思って登るとこの状態。

それ以来、ツツジの開花期にだけ歩くようになった。今はキレイな藪だが、

花が落ちてしまうよ、とても煩く埃っぽい藪道になる。展望なくつまらない。

尾根筋だけではなく、両脇の斜面にも、ビッシリとツツジは咲いていて、

肉眼では、奥行きのある風景が見事だ。下手な写真では再現できない。

新緑をバックにツツジの花。足元の斜面は、かなり下までツツジの花の海。

短い尾根だが、ミツバツツジの密生度では、摩耶山系で一番ではなかろうか。

天狗道に出て、岩屋尾根を振り返る。此処からは照葉樹の森にしか見えない。

反射板の所で天狗道をはなれ、北側の地蔵谷に向かい下る。タムシバの花。

架線場後まで下る。特徴ある木は健在。地蔵谷両岸に桜の木が点在してる。

地蔵谷第二堰堤では、対岸の斜面に桜の花が残っている。新緑もキレイだ。

地蔵谷堰堤上の白い花木。葉のつき方からコブシのようだが、花弁は細い。

新神戸へ下る生田川沿いにも桜の木が多い。世継山北面もいろとりどりだ。

分水堰堤脇から。夏には照葉樹林帯と思えるが、この季節は落葉樹も目立つ。

夕方になり風が吹き曇ってきたが、ツツジの花期は2週間、毎年その週末が

晴れるとは限らないので今年は良かった。さて来週は第三土曜だけど・・・?。