4月14日の日曜日。昨日一人で下った岩屋尾根を、今日は登ってみよう。
満開のツツジを、家族にも見せたいと思ったからだ。晴れのち曇りの予報。
青谷から登るのが近いが、それではつまらないので新神戸から回って行く。
生田川公園の桜は散っているが、八重桜が、重たそうな花を咲かせていた。
雷声寺から西側の尾根に取り付く。白い花を咲かせている木があった。
この尾根には、モチツツジの木が多いのだが、今はまだ咲いていない。
雷声寺からの一般道に合流する手前、北側の日の当たらない斜面には、
小さな白い花のツツジの木が群生している。ウンゼンツツジというのかな。
旧まや道に入ると桜の木が多く、足元に白い花びらが、沢山落ちている。
ただ見上げても、高木が多く下生えの木々に遮られて、よくは見えない。
旧まや道から摩耶山頂。天上寺の寺領に、針葉樹林が多く季節感がない。
岩屋尾根の取り付き。歩く人が多くなり、入り口が階段状に掘れている。
少し登ればツツジの花が迎えてくれる。昨年一昨年と不作だったので、
今年は一段とキレイだ。標高や株によって開花時期がずれるものだが、
今年はほとんどの木が一斉に開花したようで、尾根全体の株が満開だ。
この尾根道の存在は知っていたが、登っても555ピークの近くに出て、
山頂へは遠くなるし、展望も無さそうで登る気がしなかった。ある時に、
入り口近くにツツジが咲いていたので、もしやと思って登るとこの状態。
それ以来、ツツジの開花期にだけ歩くようになった。今はキレイな藪だが、
花が落ちてしまうよ、とても煩く埃っぽい藪道になる。展望なくつまらない。
尾根筋だけではなく、両脇の斜面にも、ビッシリとツツジは咲いていて、
肉眼では、奥行きのある風景が見事だ。下手な写真では再現できない。
新緑をバックにツツジの花。足元の斜面は、かなり下までツツジの花の海。
短い尾根だが、ミツバツツジの密生度では、摩耶山系で一番ではなかろうか。
天狗道に出て、岩屋尾根を振り返る。此処からは照葉樹の森にしか見えない。
反射板の所で天狗道をはなれ、北側の地蔵谷に向かい下る。タムシバの花。
架線場後まで下る。特徴ある木は健在。地蔵谷両岸に桜の木が点在してる。
地蔵谷第二堰堤では、対岸の斜面に桜の花が残っている。新緑もキレイだ。
地蔵谷堰堤上の白い花木。葉のつき方からコブシのようだが、花弁は細い。
新神戸へ下る生田川沿いにも桜の木が多い。世継山北面もいろとりどりだ。
分水堰堤脇から。夏には照葉樹林帯と思えるが、この季節は落葉樹も目立つ。
夕方になり風が吹き曇ってきたが、ツツジの花期は2週間、毎年その週末が
晴れるとは限らないので今年は良かった。さて来週は第三土曜だけど・・・?。