3月20日は、前夜発日帰りツアーバスに乗り、岐阜県石徹白のスキー場に来た。
リフト一日券が付いて、6000円。そのせいか、新大阪駅の集合場所は大混雑。
気温も高くて積雪も減っている。雪は重そうなので、ビッグフットだけ持ってきた。
このスキー場が出来る前、遠い昔に、此処には何度か山スキーをしに来たことがある。
桧峠を起点に、東は水後山、西は毘沙門岳に登り、石徹白村へ滑り降りバスで峠に戻る。
今もあるかは知らないが、当時は、桧峠近くに大阪府大の小屋があり利用させてもらった。
さて、スキー場なんだが、この尾根は長大な緩傾斜が続き、スキー向きと言えない。
山スキーの時でさえ登りには利用したが、滑降した記憶はない。7時半から滑走開始。
予想どおり、まだ10時過ぎだと言うのに、一通りのコースを滑ったら、飽きてしまった。
ゴンドラ山頂駅脇から、夏道が伸びているので、適当な所まで登って行ってみよう。
緩やかな尾根が続く。ツボ足で少し潜るが、歩けないほどではない。朝の内なら、
雪が固くて、もっと楽に歩けたかもしれない。そんなことも、忘れてしまっていた。
南側の斜面が笹の急斜面で、雪庇が崩れ始めている。右端付近が大日ヶ岳だろう。
水後山頂から西へ、石徹白村へ下る尾根。村の近くまで、素晴らしい滑走を
楽しんだ記憶がある。帰って記録を見てみると、それは4月下旬のことだった。
地形図に名前は載ってないが、大日ヶ岳本峰よりも、秀麗な鎌ヶ峰(1666m)。
大日ヶ岳はその奥のようで、人影が幾つか見えている。今日は、ここまでにしよう。
ザックにビックフットを、放り込んで登って来た。ほとんど負担にならない重さだ。
この時期の締まった雪なら、十分滑走を楽しめ、小さく回転でき狭い場所もOK。
楽しく滑れたのは出だしの中斜面だけ。その後は斜度が緩すぎる。まあ楽に、
ゴンドラ駅まで下ることができた。ゲレンデに戻ると、ポツリと雨が降り始めた。