ハイカーで満員の天狗塚から、摩耶山を望む。さて昼ごはんは、どこで食べようか。
左手の足元に、西尾根と六甲線一三鉄塔が見える。下り向きではないが行こうかな。
ハチノス谷西尾根の入口、右手を指す赤い矢印が、六甲線一三鉄塔への関電の道標。
これに従い右へ進むと、巡視路にしては急で荒れた道が下っている。下るのは初めて。
六甲線一三鉄塔まで下ってきた。長峰山で一番好きな場所。山懐に包まれるようだ。
此処はあと一月ほどで、桜やツツジの花や、新緑でパッチワークのような景色になる。
昼食を済ませ下る。鉄塔で巡視路は終わるが、細い踏跡と切り開きが続いている。
細い踏跡は下るとなると、道を逃しやすい。岩場の上に出てしまい少し後戻りする。
この景色も好きだ。尾根が「く」の字に屈曲し、尾根筋と山頂を一度に眺められる。
先ほどの岩場からは杣谷側の斜面を少し下り、再び岩ヶ谷側の細尾根に乗り直す。
杣谷第二堰堤を眼下に望む岩場まで下ってきた。付近は古い架線場で廃材が残る。
岩の先端から少し戻り、東側の羊歯藪の斜面に、古い作業道が残っている。とはいえ、
年々薄くなって、今は羊歯藪の切れ目にしか見えない。急な斜面をずり下がっていく。
岩の裾を回り込むように、西へ下ると杣谷道に出合う。下りすぎると岩ヶ谷の滝上。
長峰山西尾根（仮称）の末端。右側の大きな岩場が迷って、少しだけ引き返した所、
左側の岩場がダムを見下ろす所。山頂へ直上する顕著な尾根だが、歩く人は少ない。
杣谷道を下っていくと、山寺尾根の入り口に、梅の花がきれいに咲いていた。
