慶尚北道の北端にある聞慶市は、市町村合併で市になったのであろうか、
一番繁華な店村(チョムヂョン)と温泉のある聞慶(ムンギョン)とは別の町。
20キロ程も離れているし、バスターミナルも別にある。大田(テジョン)から
同じ市ならと思って、店村行きに乗って来たのが大失敗。夜遅くに到着した。
聞慶温泉は中央に温泉センターがあり、その周囲に飲食店やモーテルが立並ぶ、
という全くの観光地である。温泉センター前にあるレストランを数軒覗いてみたが、
夜も遅いので何処も客が少ない。唯一、数組の客がいた此の店に入ることにした。
此の付近の名物「薬石(ヤクドル)豚」を扱う店が多く、協定料金なのかどの店も、
11000Wである。此の店もメニューの最初に書いてある。ただ6月に食べたので
何か他のものにしたかった。食事メニューの最後の、オリロース(700g)に決めた。
ヤクドルテジ11000Wは2人分からの注文だが、オリロース20000Wは700gも
あるので、一つだけ注文しても良いだろう。それにしても安い値段。鴨肉専門店なら、
2倍はするだろう。もちろんお味も良かったし、二人でお腹一杯食べることが出来た。
二人の若いアジュマが接客していた。愛想は無いのだが、我々が外国人と分かると、
サンチェ等が無くなったら、何も言わなくとも追加してくれて、気持ち良く食事できた。
(2012年12月31日 1000W=82円)