摩耶山の麓から

Mt.Maya Without a Map

寒谷南尾根・・・あえなく敗退する

今日は家族に所要があり、一人で摩耶山に向う。11時過ぎに家を出る。

西からの季節風が強く寒い。こんな日は摩耶山の東、杣谷が良いと思う。

風裏になるうえに、南から陽光を浴びて温かい。まだ寒さに慣れてないし。

長峰堰堤上の河原に下る所は、相変わらず崩れたままだ。人為的に両岸の、

土砂を削り取りなだらかにしてある。しかし、浮き岩の状態は前と変わらない。

写真の通り、不安定に土の斜面に大きな岩が露出している。通行には注意。

思ったとおり、杣谷に入ると風も収まり、陽光に溢れた明るい谷歩きとなる。

休日の朝食は中華粥。粥はおいしいが急激にお腹が空くことを忘れていた。

行動食を持ってない。杣谷入り口なのに、ハンガーノック気味になってしまう。

昼食用に買って来た、阪急六甲近くの「プチ・プレ」のバタールを食べようか。

摩耶堰堤下で、コーヒーを淹れていただく。パリッとしたクラストと、柔らかい

クラムが本当に美味しい。250円で幸せに成れるなら、とても安い買物だろう。

摩耶第二堰堤の乗り越しから、寒谷を挟む南北の急峻な尾根を望む。手前の

寒谷南尾根を登れば、山寺尾根の上部に出るだろうという安易な考えだった。

北尾根を登って掬星台に向うより、水平路から史跡公園へ抜ければ早いとも。

摩耶第三堰堤下から、西側の急な斜面に取り付くが、踏跡は見当たらない。

土砂、岩石、樹木の全てが不安定。特に砂状の斜面が踏ん張りが利かない。

何とか岩稜の下部まで辿りつくが、外傾した大きな岩が積み重なってるのを

見たところで戦意喪失。なにしろ今日はシュリンゲの1本も持って来ていない。

長峰山の山頂は見ることが出来たが、寒谷北尾根中腹の岩場は見れていない。

寒谷北尾根の中腹にある岩場が、帯状に、この南尾根に続いているようなので、

この上にも急な岩場が続くと思われる。ただ北尾根の岩に比べて著しく不安定だ。

かなり意気消沈して、トボトボと杣谷を下って行く。摩耶堰堤の乗越し付近から。

ハチノス谷西尾根入口の道標が新しくなっていた。なぜか普通よりもミニサイズ。

そうか、新品じゃなくて根元の腐った前の道標を、短く切って埋め直したんだろう。


こんな日は帰ったら、気晴らしに「江南スタイル」のパロディでも見るとしようかな。


最近のお気に入りは、 Carly Rae Jepsen's 'Call Me Maybe' との MASHUPだ。