摩耶山の麓から

Mt.Maya Without a Map

二本松林道から防火道を下る

12月1日の土曜日。小雨の中で、昼食を摂った後は防火道を下る。

防火道といっても、草刈等の整備されなくなって数年以上経っている。

そもそも、なぜこの尾根だけに、防火道が作られていたのかも知らない。

二本松林道から、すぐ上の高圧鉄塔までの道は、関電の巡視路である。

高圧鉄塔下で右に巡視路。左に防火道と分かれる。笹が大分伸びてきた。

防火道はそこで山火事を食い止めるために作られた、露地であるので、

人が歩き易いようには出来ていない。上の写真の場所では、防火道は、

真っ直ぐ下って行くが、急なので西側を巻くように、踏跡がついている。

照葉樹が多い防火道(平野谷東尾根)だが、所々に紅葉の木が点在する。

うねるように上下する防火道。標高のわりに歩きがいの有る尾根筋だ。

食事の最中は、空も暗く小雨が降っていたが、また陽が差してきた。

今日は時雨模様。湿気の多い所に冬型の気圧配置になったからだろう。

最後のピークが見えてきた。この鞍部への下りも急斜面で滑りやすい。

おまけに地面には、ドングリが沢山落ちていて、足元がおぼつかない。

最後のピークから見る、紅葉と神戸港の風景が良い。この景色を見る為に、

というのは大袈裟だが、何となく毎秋に一度は、この道を歩くようにしている。

樹幹越しに垂水の山が見える。最後のピークの付近だけ多少の展望が有る。

道は東西に分かれるが、東側の道をいつも下る。西へ降りるのが本来の

ハイキング道なのだが、土砂崩れしたままに、放置されていて歩きにくい。

大きなお屋敷の入口に出る。おそらく私道だろうが、通過させていただく。

そのまま静かな住宅街を道なりに下って行くと、諏訪山公園の西側に出る。