摩耶山の麓から

Mt.Maya Without a Map

おざなりに青谷東第三尾根

12月2日の日曜日。朝こそ日差しがあったが、夕方には雨という予報。

にもかかわらず、家を出たのは午後1時過ぎ。曇り空では気が乗らない。

久しぶりに神戸高校正門前を通る。まあ今日のハイライトは、これで終わり。

立派な校舎の裏手を東に向かい、沢筋に沿い登って行く。青谷東第三尾根に、

乗るまでの間は、自然を私物化した不快な所だ。通りたくはないが仕方ない。

第三尾根に乗ってしまえば、摩耶山の南面にしては明るい尾根で良い雰囲気。

途中にある水平路。おそらく関電の作業路だったのか、現在は使われていない。

此処を西に向かい尾根を乗り換える。下りの場合には、やや分かり難い所だろう。

水平路の展望地。王子公園のアメフト応援のブラスバンドが間近に聞こえている。

尾根を乗り換えると、その後2基の高圧鉄塔を通過して、わずかに展望がある。

上野道から、楽しそうな子供達の声が聞こえてくる。黄葉も茶色くなってしまった。

その高圧鉄塔の下で、不思議な植物を見る。派手なピンクの星型のがくに、

コバルトブルーの実が付いてる。いずれも金属で出来てるような光沢がある。

谷東尾根に合流し、登りついた地蔵前で小休止する。テルモスのコーヒーと、

大安亭の一の宮ベーカリーで買ったクルミとレーズンのパン。小雨が降ってくる。

薄暗くなってきた。早く下ろう。山手幹線に出る頃には、真っ暗になってしまった。