昨夜は、ガスが太白市内まで降りて来て、冷たい雨もパラついていた。
幸い今日は今のところ、高曇りでガスも出ておらず、天気は持ちそうだ。
天祭壇からは、バス停のある堂谷(タンゴル)への直接下る道もあるが、
東側にある文殊峰(ムンスボン)をツツジの木の多い道を目指して行こう。
天祭壇から1547ピークまでは、濃密なツツジの藪の間を縫って歩いて行く。
小白山よりツツジとの距離が近い。道は緩やかで歩き易いのは変わらない。
標高が下がり、樹林に入ると又しても、足元に山野草が花を咲かせている。
太白市のホームページによると、この山の登山最盛期は、冬なんだだそう。
標高が高い割に、道が良く安全に登れる為、樹氷見物の登山者で賑わうそう。
1547ピークから天祭壇を振り返る。確かに無雪期には、やや退屈な山だろう。
1547ピークから文殊峰へも、それほど起伏の無い良い道が続いて眠くなる。
もう興味は、次にどんな花が現れるかということだけ。ずっと下を見て歩いてく。
おや、この花は登りの時に見たものと同じ花かな。同じ花を見る方が珍しいこと。
花に焦点を合わすのが意外に難しい。なにせニワカ山野草のファンだから。
この花は、一つ上の花の色違いかな。
この花が一番特徴があって面白い。茎の途中で輪状に、幾つもの花が付いている。
相変わらずいろんな種類の花が現れては過ぎてゆく。再度見かけることはないだろう。
文殊峰(ムンスボン)に到着。周囲は樹林なのに山頂だけ、岩塊が積み重なっている。
ここにも祭壇が作られていた。実際に右手の祭壇で、数名の方が祭祀が行なっている。
文殊峰からは、堂谷(タンゴル)へ向って下って行く。樹林の道で展望も変化も無い。
線香花火のような花がかわいらしい。下の写真は、アジサイの原種のように思える花。
でも花の種類の多さでは、小白山を凌いでいる。さして花好きではないが楽しめた。
堂谷の観光村が見えてきた。此処で3人の女性が大きな荷物を頭に載せて登って来る。
祭祀をする人達かと見てると、足元に穴があってこけてしまう。「ケンチャナジュセヨ!」
下った堂谷には炭鉱博物館がある。太白市は炭鉱の町だが、廃鉱になりレジャー開発が、
盛んに行われているようだ。成功しているのか太白の町の建物は新しく活気があるようだ。