雲岳山から下山し、ミニバスで一東へ、市内バス(Gバス)に飛び乗って、
議政府へ向うはず。だが乗ったバスは、だんだん田舎へ向って行った。
陸軍部隊が沢山駐屯する所まで来た。逆向きのバスに乗ったみたいだ。
ようやく気が付いてバスを降り、反対側のバス停で、逆方向のバスを待った。
1台乗りそこね、次のバスに乗ったが、途中、給油所へ寄るという長い道のり。
2時間ほどかけて、辿りついた議政府。ここには、プデチゲ(部隊鍋)通りがある。
10数軒のプデチゲ専門店が並ぶ。月曜とあってか、客で一杯なのは此処だけ。
有名すぎるので紹介は省略。とにかくプデチゲの元祖と目されているお店なのだ。
簡素なたたずまいだが、表側にテーブル席、奥には座敷席もあって、席数は多い。
1人前8000Wと強気なお値段。大抵の人は、ラミョンサリを頼むようだが、
2人前とタンミョンサリを1つ頼む。やっぱりタンミョンの発音が悪いらしくて、
全く通じない。最後にはアジュンマがタンミョンを1本つまんで、これかと言う。
ラミョンサリ(追加のインスタント麺)は、せっかくの出汁がラーメンぽい味に
なるようで好きでない。タンミョン(韓国春雨)の方が、味が変わらなくて良い。
さて元祖の味はどうだったかというと、量も味もまずまず普通においしかった。
此の味を基準にすると、水原で食べたプデチゲは、上品でとても美味しかったし、
最初に食べた梨泰院のお店は、やっぱり不味かったな。
議政府の繁華街は思ったより垢抜けた所だった、爽やかな風の吹く夜で、
もっとゆっくりしたかったが、明日の朝も早いし、今夜の宿も決まってない。
ソウルの中心部までは、まだまだ遠いので、地下鉄に乗って帰るとしよう。
(2012年5月7日)