今日は帰国の日だけれど14時発なので、低い山なら登れそうだ。
北漢山の南西端にある、チョットゥリ峰ならば、地下鉄駅からも近い。
朝6時に新村の宿を出て、地下鉄6号線トッバウイ駅までやって来た。
駅の出口、無料新聞の配布スタンドが並んでるが、まだ人影は少ない。
案内図もあったが、良く分からない。適当に南に下り左手の山に向う。
こんな所に来てしまった。どうみても登山口ではないが、登れなくも
なさそうだ。迷っていると、気配を察した通りがかりのアジュンマが
身振りで、「登って行け」と言ってくれる。岩場と細い道を登って行く。
すぐに太い登山道と合流した。立派な道標もある。右の階段は山裾を
トラバースして行く、チョットゥリ峰へは左側、岩交じりの道を登って行く。
大きな岩場が出てきたが、フリクションが良く効くので、何処でも歩ける。
足元にトッバウイ駅前の、高級マンション群。その脇から入ってくるのが、
駅から最も近い登山道のようだった。帰りは、そちらへ下ってみようと思う。
チョットゥリ峰が見えてきた。早朝なので近所の人が空身で歩いているぐらい。
岩場を下ってくる三人のおじさん達は裸足だった。健康に良いという訳かな。
チョットゥリ峰の山頂は、大きな岩場となっている。登るのは難しくない。ただ、
滑落事故が多いようで、看板があるが、もちろん読めないので分からない。
山頂から登ってきた南西側を望む。市街というよりは住宅街が続いている。
白い花崗岩が滑らかに風化していて、ちょっと不思議な感じがする岩場だ。
北東側には、北漢山国立公園の山々。
チョコレートを食べて休んでいると、小さなリス君が様子を見に来た。
左側が大統領官邸裏にある北岳山。右は軍の施設のある仁旺山。その間が、
ソウルの中心街なんだが霞んでて見えない。中央にはタワーの立っている南山。
登山道は沢山あるけど、下ってからの交通が分からないので、同じ道を帰る。
標高が低いだけに、もう初夏の装い。緑も濃くなってきている。花は少ない。
高級マンション脇の登山口へ下った。左側は寺院。
よく見ると道々の電柱や壁に、こんな看板が取り付けてある。登山口への標識だった。