3月最後の土曜日、今日は朝から雨だった。だが、午後には雨は上がり、
夕方には晴れるという予報だったので、遅いが午後2時過ぎに家を出た。
家を出て歩いてたら、本降りの雨が再び降り出した。雨具を持ってないので
止めて帰ろうかとも思ったが、予報を信じて、上野道の入口まで歩いて来た。
急に青空が広がり日が差してきた。西に傾いた日の光が、谷の底まで照らし
いつもは薄暗い道も、気持ち良く歩いて行ける。西側へトラバースして行く。
上野道の入口から、一本西側の谷に移る。下っていけば神戸高校裏に出る。
谷を登って行くと、楽生公園という広場。廃鋼材を利用した鉄棒や運悌がある。
登山会小屋もあるが、ゴミ捨て場のような不快な場所。息を殺して通り過ぎる。
少し上で谷を渡る。階段を登って行くと左手斜面に青谷東第三尾根への踏跡。
だが事情があって、そこへは行きたくない。写真の左側。支谷へ向う道に入る。
すぐに砂防ダムに突き当たる。そこから右手の、青谷東第三尾根に取り付こう。
伐木に埋もれ踏跡が分かり難い。こちらから登る人はいないよう。尾根に出ると
しっかりとした道になる。東側には、上野道の尾根が、意外に大きく見えている。
摩耶山の南面であるので、もちろん照葉樹が多いのだが、背の低い疎林で明るい。
途中で崩れかけた水平道に出て、わずかに西に回ると、南側の抜けた展望地。
さきほどまで、雨が降っていたとは思えない。大阪湾の向こうまで良く見えている。
取りつき付近を除けば、良い雰囲気の青谷東第三尾根だが、いかんせん短い。
気がつけば青谷東尾根の合流点に着いている。此の辺りで、再び雨が降り出す。
摩耶大杉が驟雨に煙っている。寒冷前線が通過している最中だろう。
ケーブル中間駅に向う途中で、摩耶花壇の遺構に寄ってみる。伐採されたせいで、
立ち入り易くなっているが、天上部分が抜けないか心配だ。だんだん寒くなってきた。